本日の1枚 Christmas Songs

 V.A. / Christmas Songs (CD)

Christmas Songs【初回生産限定:菊地敦己(Bluemark)監修のアートブック付き】

Christmas Songs【初回生産限定:菊地敦己(Bluemark)監修のアートブック付き】

 
kobbadiva: 333DISCSとcommmonsが企画、伊藤ゴローが監修したクリスマス・アルバムです。参加メンバーも豪華ですよ。
kobbanova: だいたいこういう企画盤って大ハズレか大当たりのどっちかなんだけど、これは文句なしに大当たり。決して奇をてらうのでもなく、けれども各人の独自性が発揮されている。企画盤かくあるべし。
kd: まずは原田知世さんの『Frosty the Snowman』でスタート。
kn: リズムが軽快に跳ねるソフト・ロッキンなポップさがキュート。そっと語り続ける背後のコーラス・アレンジがまたキュートでいいな。
kd: 続いてはなんと細野晴臣氏が『赤鼻のトナカイ』をボッサにカヴァー。
kn: 普通にいい感じのボッサなんだけど、「声」の圧力が凄いよ。こりゃ憧れるなぁ。
kd: そして高橋幸宏氏は『White Christmas』を。
kn: トイ・ポップ風に始まりエレクトロ要素が加味されていくとても心地良い曲だねぇ。これも「声」の圧力が高くて、心地良いといってもpupaとはかなり雰囲気が異なる。
kd: トクマルシューゴはインストで2曲をメドレーで。
kn: 『We Wish You A Merry Christmas』はもうベンチャーズみたいなエレキ・インストだな。
kd: そしてショーン・オヘイガンはオリジナル曲で参加。
kn: いかにもなオヘンガン節がまた心地良いなぁ。途中の子供コーラスにも胸キュンだ。
kd: コトリンゴさんは『Sleigh Ride』。
kn: ジャジーなピアノの音色が結構ファンキーに響いてくるね。ちょいと振動する歌声もグルーヴィでよろしい。
kd: naomi&goro はやっぱりボッサ調ですね。
kn: うーん、これは参ったなぁ。ちょいとウィスパーな歌声がへたうまキュートでたまんないよ。
kd: 嶺川貴子さんの『Listen, The Snow Is Falling』は浮遊感いっぱいのサウンドが印象的です。
kn: ふわふわ感がたまらないなぁ。というか、久々にミネコ様の歌声をじっくり聴けただけで満足だよ!
kd: 伊藤ゴローさんの『Snow』はジェントルな歌声も、ペンギン・カフェ・オーケストラの Arthur Jeffesさん は美しいインストもいいですね。
kn: ラストは教授『戦メリ』を伊藤ゴローがズタズタにリ・エディット、挑戦的だなぁ。子供の声のコラージュとか、壊れそうな美しさが輝いてるよ。まぁオリジナルとは比較せずに、別の曲として味わいましょう。
kd: どの曲も本当に魅力的ですね。
kn: まさにハズレなしの逸品。これからクリスマスに向けて何度もリピートすることになりそうだな。