プレデターズ

 プレデターズ

 
 地球から遠く離れた未知の惑星――傭兵のロイスは、どこともわからぬジャングルに向かって落下していた。目を覚ますとそこには、同じように“気がつけば落下していた”という人々が集まり、彼らはそれぞれ異なる戦術を兼ね備えた最強の殺し屋たちだった。その顔ぶれは傭兵、死刑囚、特殊工作員とさまざまだが、なぜ今ここに自分がいるのかを理解出来ない戦闘のエリートたち。しかし実は彼ら自身が、その地球外生命体=プレデターの獲物であり、“一員”だったのだ……。より強い相手と戦うことに生きがいを感じるプレデターの新たな戦闘能力に加え、新アーマーで装甲し、進化した武器を装備した最強のスーパー・プレデターたち。選ばれし人間たちとの過激なサバイバル戦が今幕をあけた。果たして最後に生き残るのは、プレデターか、それとも人類か――?
・・・・・Amazonから引用
 
 獲物にされた殺しのプロたちとプレデターの闘い、という構図は決して悪くはないものの、何かこうグッとくるものがない。
 1作目にも2作目にも感じた「恐怖」がないことが最大の敗因。
 プレデターがそんなに強くないし、人間側もそんなに強そうではない。落ちこぼれプレデターが弱めの人間を拉致して戦闘訓練をしている程度のレベルだよ。
 それならばもっと人数を投入して、ボコスカと殺し合いをして欲しかったよ。もちろん殺害シーンはとびっきり残虐にしてさ。
 
 唯一の見所は、ちょい役でローレンス・フィッシュバーンが登場するあたりかな。
 それと、日本のヤクザが日本刀で一騎打ちの勝負を挑む場面はバカらしいがなかなかに素敵である。斬り合った後に2人(1人と1匹?)が相打ちで倒れたりとか、いかにもな結果もそれはそれでよし。
 しかし、ハンゾーって名前はどうなのよ。あと、もうちょっとしっかり殺陣のできる日本人俳優を起用すべきだったとは思う。
 
 アクションよりもむしろ軸になってる人間ドラマもイマイチ感が拭えない。配役からして先の展開が読めちゃうし。特にラストのほうは・・・。
 次作もありそうな終わり方だったので、一応は期待しときましょう。