仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat スカル MOVIE大戦CORE

 仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat スカル MOVIE大戦CORE
 
 仮面ライダー2010年末の冬映画は、タイトルどおりオーズにダブル、スカルが登場。といっても、ストーリーは3本仕立てになっています。
 まだ上映開始から間もないので、ネタバレになるような内容を書くのは控えてサラリと感想を。
 
 まずは「仮面ライダースカル メッセージ for ダブル」

 竜との結婚式を迎えてマリッジブルーの亜樹子は、翔太郎とフィリップと共に戦いに巻きこまれ、プテラノドンヤミーが持つメモリーメモリの力で、鳴海荘吉の過去を垣間見ることになる。舞台は風都で最初に起きたドーパント事件。なぜ荘吉は仮面ライダースカルになったのか?その謎がハードボイルドに明かされて行く・・・。

 いやぁ、スカル役の吉川晃司がカッコいい。そして、バットドーパントに変身する謎の女役、かでなれおんがとてもエロい。
 この2人の存在感だけでも十分にダブルの世界観を表現していました。
 ストーリー展開は予想通りのどんでん返しとなりますが、これもまたダブルらしくて好いし。
 とりあえず個人的にはこのお話が最もグッときたのでありました。
 
 続いては「仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望」

 鎧に身をまとった織田信長のミイラが発見され、鴻上によって蘇生実験が開始される。ホムンクルス=人造人間となった<ノブナガ>と出会った映司は面倒を見る事になるが、ノブナガは尽きぬ欲望と復讐心に満たされていた。映司の心配をよそに、ノブナガはその2つの心を解き放って行く・・・。

 無欲な映司との関わりの中でノブナガは、、、なんて展開はまさにオーズの世界観。
 わかりやすいほのぼのとした「面白い」場面は、子には一番受けが良かったかな。
 しかし、ノブナガをバースに変身させる必要性はなかったでしょう。ラストで後藤版のバースが出てくるので、子は意味がわからず混乱しておりました。
 
 そして最後は「MOVIE大戦CORE」

 過去の仮面ライダーたちの記憶を利用した恐ろしく巨大なエネルギー体の仮面ライダーが登場。それは<仮面ライダーコア>と名乗り、おぞましき力を発動させて行く!その力を止めるために、ダブルライダーは地球の奥深く中心「核」へと向かう……!Wとオーズは、圧倒的な力を見せるコアとの激闘を開始してマグマの底に突入した。はたしてそこに存在する、コアのパワー源とは・・・。

 これがいけない。
 いきなりダブルとオーズが合流、特に違和感もなく協力して闘うことになります。
 しかし、違和感をなくしたために、ダブルの世界観もオーズの世界観も消えてしまうのでした。
 こうなるともう格闘ゲームクライマックスヒーローズ状態ですな。単に「闘い」を描いたもので、ストーリーもクソも何もない。
 先の2話を前振りにするにはあまりにお粗末な気がしてなりません。
 というか、ダブル変身前の2人の出番が少なすぎ。フィリップが「検索」する場面も無いんですぜ!