本日の1枚 naomi & goro

 naomi & goro / Bossa Nova Songbook 2 (CD)

Bossa Nova Songbook 2【カーボンオフセットCD】

Bossa Nova Songbook 2【カーボンオフセットCD】

 
kobbadiva: 新年最初の1枚は、2009年の夏にリリースされた、naomi & goro ボッサ名曲集第2弾。リオで録音されたそうで、現地のアーティストも多数参加しています。
kobbanova: ゲストのせいか、かなり色彩が豊かな感じだな。アコギと歌声のみのシンプルさが目玉なデュオだけにあまりゴージャズな構成には賛同しかねるが、でもどの曲もあくまでも控えめにジャジーな印象を受けるのが好いな。
kd: まずはジョビンの『ジェット機のサンバ』でスタートします。
kn: チェロを大胆にフィーチャーしてるんだけど、その音色がメランコリックだねぇ。
kd: 続く『Seu Encanto』はワルツなリズムですね。マルコスの曲です。
kn: カエターノ『Coracao Vagabundo』のアレンジが好いな。暖かい雰囲気なのにとてもヒンヤリとしてて、こういう感触をサラリと醸し出せるのがこのデュオの素晴らしさだと思う。
kd: 『Super Boots』は2人のオリジナル曲ですが、まるでスタンダードな曲に聴こえますね。
kn: この歌い方はアストラッドみたいだな。
kd: アリ・バホーゾの作品『Pica-Pau』は、とってもキュートな曲ですね。
kn: うむ、これはキュートだ。曲自体も演奏も可愛いんだけど、ヴォーカルがまた素晴らしくキュートである。可愛らしく跳ねる歌声に誰もが胸キュンとなること間違いなし。アルバムじゃこの曲が一番お気に入りかな、やっぱ。
kd: 『Olha Pro Ceu』にような、しっとりとした歌声もいいですけどね。
kn: ジョビン『Triste』での哀愁も素晴らしいし、布施尚美という人の歌声は、これ以上無いくらいにボサノヴァにピッタリくるよな。
kd: ラストはドナート『Minha Saudade』を2人だけで録音。
kn: やっぱ「アコギと歌声だけ」のほうがいいかもね。