本日の1枚 Eliot Lipp

 Eliot Lipp / Eliot Lipp (LP)

Eliot Lipp

Eliot Lipp

 
kobbadiva: 本日のお題は、エリオット・リップが2004年にリリースしたデビュー作品です。
kobbanova: どんな音だったのかさっぱり憶えてないよ。俺が買ったの、これ?
kd: レコ棚から発掘したんだから違うわけないでしょ。
kn: レーベルは Eastern Developments か、Prefuse73 の人のレーベルだったよな。ということはアブストラクト系なのかな。
kd: なのかなって、自分のレコードじゃないですか。
kn: おお、冒頭の『Beverly Rhode』からえらくカッコいいな。ウッドベースが刻むメロウなダウナーさがいいわ。
kd: 確かに他の曲もメロウですよね。そしてサンプリングはジャズ・ネタでありますが、全編にアナログ・シンセがフィーチャーされています。
kn: 『Neutral』の綺麗な電子音とか『Linc』のスパニッシュ・ギターとか、基本的にダークながらも色合いは豊富で、ちょっぴりカラフルな色彩の DJ Shadow て感じかな。
kd: 結構気に入ったようですね。
kn: うん、まぁ電子音の使い方も好みだし、トラックもカッコいいしね。でもなぁ、やっぱインストのヒップホップ、特にダウンテンポなのを家で聴き続けるのはちょっと辛いな。
kd: リスニングには不適ということですか。
kn: BGMにするにもキツイだろ、この音じゃ。悪くないアルバムだけど、楽しむためには時と場所が選ばれるわけだ。なるほど、買ったまま放置しておいた理由がわかったよ。
kd: ・・・。