マッドネス・ヒル
マッドネス・ヒル
- アーティスト: キャシー・ラムキン
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: DVD
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ヒッチハイクで旅する5人の男女。田舎町で乗せてもらった車が故障し、運転手とともに近くの農場の小屋で夜を明かすことに。翌朝、農場の親子が彼らを迎え入れてくれるが、、、というストーリーです。
監督はG・キャメロン・ロメロ。なんと、あのジョージ・A・ロメロの息子さんだそうです。
微妙に期待して観たのですが、やっぱ期待ハズレに終わってしまいました。
設定や展開などはまぁモロに「悪魔のいけにえ」系のスラッシャー・ホラーなんですが、どうにも間延びするストーリーの流れが退屈だったり、そして全体になんだかまったりとした雰囲気に包まれてしまったりしています。
致命的なのは緊迫感が全く無いこと。
殺人鬼一家は、超肥満体系のおばさんと知的障害者の息子、そして車いすの婆さんの3人組。このどう考えても動きの鈍そうな3人に、若者5人が簡単に捕まったりするなんてねぇ。何か罠にかかってとかじゃなく、普通に対決して負けちゃうんですよ、若い男が車いすの婆さんに。
そしてさらにダメなのは、B級ホラーに必須であるはずの無駄なエロ・シーンが無いこと。
若者男女が2組いるのに、絡みもしないし、そもそも脱ぎもしないのだ!
唯一の見せ場である女性の解体シーンのグロさだけはなかなかのものでありました。
丁寧に全身の皮を剥ぎ取った後は、腹をさばいて内臓を捻り出して。うひゃー、気持ち悪いよ。
しかしながら、こんなシーンでもなぜか女性は下着を着けたまま。別にどうしても脱いで欲しいわけじゃないけどさ、なんか不自然だろ、ロメロの息子よ。