本日の1枚 小泉今日子

 小泉今日子 / N°17 (CD)

N°17

N°17

 
kobbadiva: 本日のお題は、1990年リリースの小泉今日子のアルバム。プロデュースは藤原ヒロシ屋敷豪太、そしてスカパラが参加しています。
kobbanova: アイドル歌謡をクラブ系の人たちがアレコレといじる、その元祖はやっぱキョンキョンだよな。けどまぁ、そもそも歌謡曲って異国の音楽を貪欲に呑み込んでいく多様性が魅力だと思う。J-POPにはその魅力が無いんだけど。
kd: オープニングの『23rdメモリーズ』はインストですね。
kn: アイドルのアルバムがインスト曲で始まるってことだけで、当時は凄く衝撃的に思えたなぁ。
kd: 煌びやかな4つ打ちの『いつかきっと』の後は、名曲と名高い『La La La...』。
kn: 普通の歌謡曲とレゲエとの相性の良さを一般論として証明した点で、歴史に残すべき名曲だと思うよ。
kd: 『丘を越えて』はスカに。ゆったりと呑気な雰囲気ですが、哀愁もたっぷりです。
kn: スカといえばミリーのカヴァー『あたしのロリポップ』が何気にいいな。
kd: ジャマイカンなものでは『ノー・ノー・ノー』の重いリズムが印象的ですね。
kn: 普通にスタラグだよな。アイドル歌謡でここまでのグルーヴ感は凄いと思うよ、どう聴いてもあくまでも歌謡曲だし。
kd: 『ドライヴ』などのハウス系の曲も好いですね。
kn: 当時のNY風のガラージュな音だよな。よくできてると感心する。
kd: 今聴いても十分楽しめますね。
kn: まぁそうは言ってもちょっと古臭くなっちゃってるけどな。でも何というか、行き詰まった歌謡曲に新たな方向性を見出そうとしている衝動を強く感じて、しかもそれが楽しそうで、そんな雰囲気がなんとも懐かしいよ。
 
 
 La La La...