本日の1枚 □□□

 □□□ / CD (CD)

CD

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kobbadiva: 本日のお題は、先月にリリースされた□□□7枚目のアルバムです。Amazonの紹介文をそのまま引用すると、「驚くべき仕掛けが盛りだくさんの楽曲とトリッキーな歌詞で“言葉”、“文字”をテーマに前人未到の一大POP絵巻をお届け致します。」
kobbanova: 確かに1曲目の『はじまり』から、その紹介文どおりの印象を受けたよ。ヘッドフォンで聴くと、左右の耳から別々に入ってくる文字が結びついて言葉が生まれていく。それがあまり技巧的でなく自然にポップで、そしてその言葉の語感が気持ち良い。
kd: とても画期的で斬新さを感じます。
kn: いや、手法としては決して新しくなんてないよ。だけど、紡がれる「言葉」があくまでも今現在のものなんだ。
kd: 『1234』などで聴けるキラキラしたシンセの音色の□□□らしいですね。
kn: 歌詞がキャッチーだなぁ。そんなシンセの音色でいうと、『あたらしいたましい』なんか DE DE MOUSE的でもあるな。
kd: 『ヒップホップの経年変化』はハードなギターが鳴り響くカッコいい曲ですね。
kn: なんかデジタル・ハードコアなリズムだな。実はこういう音は本来的には嫌いなんだけど、なぜかカッコ良く聴こえる。許せる許せないのギリギリ感が微妙にいいんだな。そしてファニーさも抜群だ。
kd: 『恋はリズムに乗って』はキラキラなシティ・ポップ系歌謡曲ですね。
kn: 70年代的の歌謡ポップな雰囲気を感じるな。
kd: そして『スカイツリー』。雑多なサンプリング音が徐々に重なり合って音楽が生まれ出るカタルシスが素晴らしいですね。
kn: うむ、まぁアルバムの目玉であることは間違いないだろう。前アルバムの『Tokyo』と同じようなパターンではあり、同じような完成度を誇っている。『Tokyo』を聴いたときほどの衝撃はないけど、メロウさとかもやっぱ素晴らしいよなぁ。
kd: メロウさではスローな『iuai』なんかも好いですね。ぽよんとした音が心地良くって。
kn: ラストの『l□’v mi』はディスコ・リコンストラクション的な曲だけど、ハッピーさがなんかいいわ。地震関連のニュースで沈む気持ちも晴れ渡っていくようだよ。
 
 
 ヒップホップの経年変化
 
 
 あたらしいたましい