本日の1枚 John Thomas & Lifeforce

 John Thomas & Lifeforce / 3000 Worlds (LP)

3000 Worlds

3000 Worlds

 
kobbadiva: 本日のお題は、1981年にドイツの Nabelレーベルからリリースされた、ジャズ・ギタリストのジョン・トーマスが率いるグループのアルバムです。
kobbanova: 先週末までブラジリアン・フュージョン気分だったんだけど、地震以降その気分が消えちゃってて、でもまた昨日くらいからぶり返してきた。どうでもいいけど今、誤って「冬ージョン」と入力変換しちゃったよ。今日の気温にピッタリだな。
kd: そんなこと本当にどうでもいいですよ。さて、確かにこのアルバムはブラジリアン・フィーリングに満ちてますね。
kn: A面1曲目の『3000 Worlds』はサマー・ブリージンなギター・フュージョンなんだけど、軽やかな疾走感の中になんかこうドイツ的な陰と堅苦しさとイカレ具合があるな。音楽性は全く違うのに、なぜかジャーマン・ロックを聴いてるような気分にもなったよ。
kd: そんなこと感じませんけどねぇ。リゾート的ですとB面ラストの大作『Promontory』がいいですね。緩やかなボッサ・ジャズが急にバトゥカーダなパーカッション・トラックに変化し、さらにそのまま高速ジャズ・サンバに突入していきます。
kn: パーカッションだけで長い時間引っ張っておいて、散々じらした挙句にピアノなんかが鳴り響き始めるのがたまんなくカッコいいな。しかしまぁ、ちょっとじらしすぎだわな。
kd: そして、このアルバムの目玉はやはり『Like A Samba』ですよね。ヴォーカルにモニカ・リンゲスが参加。軽やかなサンバ・トラックに可憐な歌声が素敵ですね。
kn: ラストのスキャットとか鳥肌ものだな。アイアート&フローラ・プリムなんかのファンにとってはある意味で王道パターンな曲構成なんだけど、やっぱこんなの好きだなぁ。
 
 
 Like A Samba