本日の1枚 Airborne

 Airborne / Songs For A City (CD)

ソングス・フォー・ア・シティ

ソングス・フォー・ア・シティ

 
kobbadiva: 本日のお題は、カナダはバンクーヴァーで結成されたフォーク・ロッキンなバンド、エアボーン。1977年に自主制作でリリースしたアルバムです。
kobbanova: しかし、良盤を発掘していくもんだなぁ、韓国の再発レーベルは。
kd: 雰囲気はCSN&Yタイプですが、メロウなアコースティック・サウンドはかなりAOR寄りでありますね。
kn: まぁ1曲目の『Marie』はCSN&Yっぽいかもな。鳥の鳴き声で始まるハートウォーミングな予兆、そして期待どおりのジェントルな歌声とコーラスが好いな。
kd: 続く『Someone Like You』は、イントロのエレピからとってもメロウですね。ホーンも入っちゃうライト・メロウさが素敵です。
kn: しかし、3曲目のニール・ヤングのカヴァー、『Old Man』のイントロのギターなんかはサイケ・フォーク的だよ。他曲の「あたたか」路線からはちょっと外れる、かと思いきや、コーラスが入ってくるとやっぱ雰囲気がそっちに変わっちゃうな。
kd: 『You』のイントロは口笛がまた素敵で、巧みにツボ突いてる気がしますね。『Sail Away』は軽やかなパーカッションで、フォーキー・ソウルな趣もあります。
kn: メロウ・フローター系の『Never The Same Love』は、どんよりと心地良い音の中でコーラスもふわふわと舞い上がってる。上手いなぁ、このメロウ加減は。
kd: ウキウキにオールド・タイミーな『Dance, Lads Dance』など、案外に多様な幅も楽しめますね。
kn: ラストの『Someday』はドリーミーに収束、微妙にサイケな余韻を残す。この終わり方もまた巧みだ。
 
 
 Marie