本日の1枚 Panty & Stocking with Garterbelt

 O.S.T. / Panty & Stocking with Garterbelt (CD)

Panty & Stocking with Garterbelt The Original Soundtrack

Panty & Stocking with Garterbelt The Original Soundtrack

 
kobbadiva: 本日のお題は、TVアニメ『パンティ&ストッキング with ガーターベルト』のサントラ。以前に風来坊さんがオススメ(?)されていた盤です。
kobbanova: こりゃまたジャケもタイトルもレジに持ってくのが恥ずかしい盤だな。というか、どんなアニメなんだかタイトルから想像もできないよ。
kd: プロデュースは m-flo の Taku Takahashiで、曲の大半はテクノ系のダンス・ミュージックですね。
kn: 例えば『Fly Away』などは、中田以降に「バッキバキ」と表現される音だよな。しかもかなりデフォルメされてて、まぁその辺りはアニメっぽいのかもな。
kd: あんまり気に入ってませんか?
kn: いや、好き嫌いじゃなくって、なんだか聴いてるだけで恥ずかしくなっちゃうんだわ。
kd: 確かにアヘ声サンプリングの『Juice』なんて、恥ずかしく大きな音で聴けませんね。
kn: いや、恥ずかしいってのはそういう意味じゃなくってさ。なんというか、音に対する「やり過ぎ」感が恥ずかしいんだよ。
kd: やり過ぎですか。
kn: うむ。それは言ってみれば、1980年代終わりに出没した恥ずかしいダンス音楽と同じ感性なんだな。
kd: このアルバムが80年代的ですか?
kn: 例えば『Cherryboy Riot』なんてヒップ・ハウス的だし、『Technodildo』なんてアシッド・ハウス終期の音だし。『Schranz Chase』なんかはハウスにレゲエの要素を取り入れてた時代を思い出すよ。いずれに共通してるのは「やり過ぎ」ってことなんだけど。
kd: サンバなリズムの『Pantscada』なんか面白いと思いましたが。
kn: それも「やり過ぎ」ジャングルな雰囲気を感じたよ。
kd: 大人しいめの『CHOCOLAT』なんてどうですか。
kn: キュートさが「やり過ぎ」じゃなくっていいな。まぁとにかく、たまに聴くにはいいかもしれないけど、リスニングには恥ずかしくって向かないアルバムだということで。
 
 
 Fly Away