本日の1枚 Wilcox, Sullivan, Wilcox

 Wilcox, Sullivan, Wilcox / An Album Of Original Music (CD)

Album of Original Music

Album of Original Music

 
kobbadiva: 本日のお題は、米国産の自主制作フォーク。男2女1名のグループで、1973年に発表されたアルバムです。サイケ・フォークのファンには人気の1枚だとか。
kobbanova: ジャケどおりに神秘的な雰囲気がなんかいいな。
kd: ジャケに写ってるのはラーマ・クリシュナとホリー・マザーだそうです。その神秘思想を音に表しているのでしょうか。
kn: とりあえず1曲目の『Holy Man』が凄すぎるよ。ドリーミーなフォーク・サウンドに夢見心地な男性ヴォーカル。ぼんやりとしているようで、しかし圧力もある。
kd: 続く『Water Is Precious』は、オールド・タイミーな感触があるものの、あくまでもフォーク・サイケな味わいですね。
kn: アルバム全体的にカントリーなテイストが微妙に混ざっているな。それがまた奇妙な味わいである。
kd: 『Soon I'll See You』からは、どことなくホーリーな女性ヴォーカルが。コーラスとの絡みが美しいですね。
kn: そんな歌声に、スティール・ギターの緩さがちょいと面白い味わいだな。
kd: 『Little Man』も男女ヴォーカルですが、楽曲は英国フォーキーな雰囲気ですね。
kn: 『Snow On A Mountain』も好いよ。繊細な美しさの儚げフォーキー。地味だが名品だと思う。
kd: 『Rivers Of Time』同様にか細い曲ですが、こちらは暖かでジェントルな印象ですね。
kn: ラストの『It's All The Same』は、なんとなく強い意志を感じる曲。歌詞わかんないけど。
kd: 「クリシュナ、クリシュナ」て歌ってますね。
kn: 終盤のサイケな展開がまた面白いんだな。
 
 
 Holy Man