本日の1本 ルパン三世 念力珍作戦
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: DVD
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あのルパン三世の実写版。企画には赤塚不二夫が参加しており、まぁドタバタなコメディに仕上がっています。
ストーリーを含めアニメのルパン3世のイメージとはあまりにかけ離れているので、なんかストレンジな印象を持ってしまいますが、アクション&お色気ありでなかなか楽しめる作品でありますよ。
内容以上に目を奪われるのは、豪華な俳優陣であります。次元に田中邦衛、銭形に伊東四郎など、ルックスは似てなくもないけどキャラが立ちすぎていて原作のイメージとかけ離れてるのがなんともいい味であります。
特に伊東四朗の存在感は凄いなぁ。意味不明に塩沢ときの乳を揉んだりしてるよ。
あと、殺し屋たちの布陣も素晴らしい。まずいきなり前川清で参りましたが、大泉滉はマンガな演出で爆発&真っ黒になるし。
ポピーズは尻を触られてるし。
峰不二子役は江崎英子なんだけど、これはもうちょっとモロにセクシー系な人のほうが良かったような気もします。
さて、そんなドタバタな追いかけごっこも後半にピタっと終結。謎の組織が「念力のこもった」古代の土偶を入手しようとするストーリーがいきなり始まります。
そう、作品タイトルの「念力珍作戦」はここから取られているのでありました。そ、そんな・・・、ルパン全然関係ないし・・・。
ウィキペディアによると東宝からの「何か時代性のあるタイトルにしろ」との指示で、当時の超能力ブームにかこつけてスタッフがつけたものだそうです。おお、ユリ・ゲラーか!
ま、しかし、いかにも70年代なコメディとして、そのあたりの雰囲気が好きであれば高水準な作品じゃないでしょうか。
なんとなく洒落た雰囲気もいいし、佐藤勝による音楽も素晴らしいです。