本日の1枚 Pucho & The Latin Soul Brothers
ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』は、ベトナム戦争後の米国社会を風刺したものだとか。そういえば、『ベトナム・マンボ』て素敵なタイトルの曲があったな。
- アーティスト: プーチョ,プーチョ&ザ・ラテン・ソウル・ブラザーズ,ラテン・ソウル・ブラザーズ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
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プーチョの音楽は、ポップで、ソウルフルで、ファンキーで、ヒップで、でもどこか間が抜けていて、その庶民的なカッコ良さが魅力です。
これは'66年にプレスティッジからリリースした盤。名曲カヴァーを中心としたラテン・ジャズ・アルバム。見事な演奏の合い間にアホっぽいユーモラスさを見せる、その感性はクレイジーケンバンドが好きな人なら絶対にわかってもらえると思います。
いきなり『Cantelope Island』のヒップなラテン・カヴァーでガツーンとやられます。ディオンヌ『Walk On By』のカヴァーはユル〜い雰囲気、あの『Yesterday』のメロディをヴァイブでなぞるカヴァーにはちょっと笑ってしまいます。カッコ良いんだけどね。
で、『Vietnam Mambo』は他曲とは雰囲気が異なり、本気でカッコ良いラテン・ジャズ。クールなホーンの重なりにしびれます。