本日の1枚 Antonio Carlos & Jocafi
気分の悪い日はボサノヴァで気分を鎮めましょう。
- アーティスト: アントニオ・カルロス&ジョカフィ
- 出版社/メーカー: BMGビクター
- 発売日: 1995/06/21
- メディア: CD
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彼らの楽曲はどれも空気感が爽やかで、新しモノ好きなお洒落さんを刺激し続けたであろう小粋な雰囲気が充満しています。
その快いリズムは、よく聴くとアフリカンなリズム感に溢れています。キャッチーに思えるメロディ・ラインも、よく聴くとブラジル伝統音楽独特の微小な奇抜さが満ちています。2人はともにバイーア出身で、当然ながらアフロな感性が染み付いてるのでしょう。その土着的な音楽センスをモダンなポップさで包んで、泥臭いどころか小洒落た作品に仕上がっていることが素敵に思えます。
派手さはないけど、いつまでも聴き続けられるサンバ、ボサノヴァの良曲が詰まったベスト盤です。
1曲選ぶなら、やっぱり、マリア・クレウーザが歌って大ヒットとなった『Voce Abusou(おもちゃにしないで)』ですね。軽やかに姿を変えるアフロなリズムに、微笑をこぼしながらも哀愁たっぷりなメロディ。これぞサウダージだ、て感じで。