本日の数冊

 僕は音楽を聴くことは大好きなんだけど、音楽について書かれた評論を読むことはちょっと苦手です。自分が思い入れをもってる作品を他人がどんな尺度で聴いてるのかを知ることは面白いし、読むことは嫌いではないんですが、なんか字面を追ってると疲れちゃうんですよね。ネットで誰かさんのレヴューを読んだりしてる分には良いのですが、本の形でドバッと評論が提示されると、ちょっと引いてしまいます。こんなの読んでる暇があるんだったら、1枚でもレコード聴く方がいいじゃないか、て思っちゃうんですね。
 そんな訳で僕は音楽評論本を全然持ってません。その代わりガイドブック的な本を眺めるのは大好きで、昔は本屋で新しいものを見つける度に購入していました。ここ最近はあんまり買ってなかったんだけど、ちょっと前のBluemarbleさんの日記(id:bluemarble:20050222)でシンコー・ミュージック社のフュージョン本のことに触れていて、なんだか急に気になって本屋に行ってしまいました。
 シンコー・ミュージックの「DISC GUIDE SERIES」てやつ。コレ、なかなか優れもののガイド本だと思います。基本的に中級者をターゲットにしてるようで、定番モノからレアなモノまで、バランスよく大量に紹介している点に惹かれます。別ジャンルのモノでも、音楽的に共通点があったら掲載しちゃってるところが素敵です。
 これまで「テクノ・ポップ」、「ネオ・アコースティック」、「ソフト・ロック」、「AOR」を持ってたんですが、今日は下記の4冊をまとめて買っちゃいました。

フュージョン (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)

フュージョン (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)

 「フュージョン
 フュージョン名盤のみならず、フュージョン職人が関わったポップスやロック、ソウルなどからも良盤を紹介しています。
ジャパニーズ・シティ・ポップ ─ ディスク・ガイド・シリーズ

ジャパニーズ・シティ・ポップ ─ ディスク・ガイド・シリーズ

 「ジャパニーズ・シティ・ポップ
 先日この本から生まれた企画コンピ盤を聴いたのですが、それがもう素晴らしい選曲でした。「都市」をキーワードに、ポップス以外のフィールドからも名曲を集めています。 「UKプログレッシヴ・ロック(メインストリーム・エディション)」
 英国プログレのメインストリーム系(?)をドバッと掲載しています。ジャケの紹介にこだわっていて、見てるだけで幸せな気分になれますよ。 「UKプログレッシヴ・ロック(アウトスタンディング・エディション)」
 上のメインストリーム本から外れた、カンタベリー系、ジャズ・ロック系、フォーク/トラッド系、アシッド&カルト系などの盤をドバッと紹介。


 とりあえずペラペラとページをめくってニヤニヤしています。
 ただ、このシリーズは名著揃いだと思うんだけど、INDEXがイマイチ使いにくいんだなぁ。