本日の1枚 from Cover to Cover

 すっかり夏バテ。
 今日は子供を連れて郊外の大型スーパーにお買物に行っただけなんですが、それだけですっかりヘロヘロになってます。
 こんな日はアホっぽい音楽を聴いてリラックス。
 
 Senor Coconut And His Orchestra / Fiesta Songs (CD)

Fiesta Songs

Fiesta Songs

 ドイツのテクノDJ、アトム・ハートによるインチキ・ラテン・ユニット。
 2003年にリリースされたサード・アルバムです。
 セカンド・アルバムは全曲クラフトワークのラテン・カヴァーで、それはもうド肝を抜かれたんですが、同じ手法ではちょっとインパクトは薄いですね。
 とはいえ、アホすぎるフェイクな感性は、相変わらず凄まじいです。
 ヴァイブなどを前面に出したエキゾなカクテル・ラウンジ調のラテン曲のノリは、笑ってしまうけど、どこかちょっぴりカッコ良い。
 とりあえず1曲目のディープ・パープル『Smoke On The Water』のチャチャチャなカヴァーには参りました。すごい選曲センスだなぁ。
 その他、マイコーの『Beat It』をメレンゲに、シャーデーの『Smooth Operator』をマンボにカヴァーしたりしています。
 アトム・ハートの他のユニットでの楽曲には、かなり濃い毒毒しさが満ちているのですが、この盤ではもう悪意も感じられない、能天気なラテンのリズムが熱くて素敵です。