本日の1本

 あまり日本のホラーは観ません。なぜって、怖がりだからです。
 しかし、一昨日の夜にテレビで放送されてたので、ついつい録画して観てしまいました。
 やっぱり怖かったけど、ちょっと怖さが微妙でしたね。

着信アリ(通常版・2枚組) [DVD]

着信アリ(通常版・2枚組) [DVD]

 女子大生の陽子は聞き覚えのない着メロに携帯を見ると、未来の日付で本人の携帯番号からの伝言メッセージが残されている。そしてその時刻に、陽子は謎の変死を遂げる。葬儀に出席した友人の由美は、女子高生たちから死の予告電話の噂を聞く。しかも、死んだ人間の携帯電話のメモリから次の犠牲者が選ばれるというのだ。その噂どおりに陽子の友人たちが次々と、、、て、ストーリーです。
 
 いやぁ、怖かったですよ。
 怖かったんだけど・・・、うーむ、て感じかな。
 日本のホラーって後に尾を引く怖さがあるじゃないですか。夜中にトイレに行くのが怖くなるようなタイプの。
 それに比べ、欧米のホラーってビックリ型が多いですよね。お化け屋敷で驚かされるようなタイプの。
 この映画はその両者をいいとこ取りしようとして、微妙に失敗してる感がありますね。
 ストーリーそのものは『リング』ぽいし、後半の病院のシーンは完全にお化け屋敷だし。
 あとは関節がヘンに曲がってる幽霊(?)の動きとか、生理的嫌悪感をかきたてる怖さもちょっとなぁ、て気がします。
 
 ま、それはそれで別にいいんだけど、なんか“反則”ぽい流れに白けちゃいました。
 特にラスト近く、予告時間を過ぎたのに時計が逆回転していくシーンでは軽い怒りを覚えました。
 時刻指定の予告電話の意味が全然なくなっちゃうでしょ。それまでの前フリが台無しじゃないですか。
 「続編もどうぞ」て言わんばかりの中途半端なラストにもムカっと。これまた『リング』のパクリぽいドンデン返しなんて、無かったほうが逆に怖さが残ったんじゃないかなぁ。