第13回セレクト合戦 勝手にレビュー フィニルさん編
お題セレクト、フィニルさんのテーマは「人名」。
僕も考えなくはなかったのですが、意外と難しくてすぐに断念したもの。
何が難しいって、外国人の名前そのものに馴染みがないこと(笑)。
パッと頭に曲名が浮かばないんですよ。英語を解す能力のない僕には、普段から「意味の分からない単語の1つ」としか認識できてないんです。
フィニルさんの集めた「人名」集は、ポップなものからフォーキーなものまで、なかなかカラフルに多彩な選曲です。
1曲目を聴いて、ずっとこの路線でいくのかなぁ、と思いきや、いきなり2曲目にザ・スミス。これは驚きました。まさかフィニルさんからスミスが飛び出すとは!
そして、フォーキー〜SSWへと展開していく中盤以降は、きよさんと同様、もはや貫禄の流れですね。安心感のあるセレクトです。
収録されている曲目は、
01. Miss Cathy Brasher / I'll Remember Jimmy
02. The Smiths / William,It Was Really Nothing
03. Danny O'Keefe / Magdalena
04. Freddie Starr & The Midnighters / Peter Gunn Locomotion
05. Vashti Bunyan / Timothy Grab
06. Sweet Thursday / Jenny
07. Cris Williamson / Joanna
08. Bonaroo / Sally Ann
09. Julie Miller / Maggie
10. Vince Martin / Roy's Song
11. Rod Stewart / Killing Of Georgie
12. Joan Baez / I Dream Of Jeannie 〜 Danny Boy
(01) は、60's ガールズ・ポップ。「I'll Remember Jimmy〜」繰り返すサビ部分のキャッチーさが素敵です。テケテケしたリズムと、キュートな歌声もいいですねー。
(02) は、僕の年代の音楽好きであれば、誰もが聴いていたザ・スミス。陰に籠もりながらもキラキラ光っているギターの音色が好きです。ちなみに、この曲を聴いてテーマが分かりました。
(03) は、ジャケが印象的な'73年の盤から。トロ〜ンとした歌声とエレピの音色のメロウさにうっとりします。いい曲だなぁ。
(04) は、ご存知「ピーター・ガンのテーマ」を発展させた曲とのこと。マージーサイドのバンドだそうですが、ガレージ・パンクな勢い先行なノリがカッコ良いです。これは欲しい。
(05) は、英国フォークの歌姫。可憐な歌声にじーんときますね。風来坊さん情報では、新作を発表するらしいですよ。
(06) は、後のマーク・アーモンドのメンバーなどで構成された、英国のフォーク・ロックなグループ。とにかくピアノのメロディ、特にサビ部分が最高に素晴らしい。
(07) は、サントラぽいストリングス・アレンジの幕開けから、軽やかなピアノ、可憐で芯の通った歌声、そしてさりげなくカントリー・ポップに転調するアレンジなど、素敵な要素がいっぱいでキュンときました。これが一番のお気に入りです。
(08) は、爽やかなウエスト・コースト・ロック。結構リズムが強くて、何気にグルーヴィでいいですね。
(09) は、オルタナ・カントリー・シーンの歌姫とのこと。舌足らずで大人ぽく歌っている歌声が可愛い。
(10) は、フォーキーなSSW。渋すぎず渋い歌声に聴き入りました。
(11) は、実は後半部のバラードはちょっと苦手なんですが、前半部の爽やかな軽快さは大好き。特に間奏部での「トゥル〜」てスキャットと口笛がたまりません。
(12) は、手持ちなのに曲目発表まで気付かなかった盤。とほほ。
↓フィニルさん本人の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20050911