第13回セレクト合戦 勝手にレビュー marsさん編
お題セレクト、marsさんのテーマも「名前入り曲名」。今回、このテーマを選んだ方が多いですね。
昨日の天パーさんに続き、marsさんのセレクトもメロウな雰囲気の曲を中心に選曲されています。
AOR系の曲が中心になっていることもあるでしょうが、marsさんのセレクトからは都会的なクールさ、カッコ良さを強く感じます。
ファンク系の曲であっても、どこかに涼しげな風が吹き込んでくるような、ちょうど今の季節にピッタリな爽快さに溢れるセレクトでした。
収録されている曲目は、
01. Tin Pan Alley / Ballade Of Aya (1975)
02. Michael Omartian / Jeremiah (1976)
03. Al Jarreau / Raggedy Ann (1975)
04. Wondergap / Elise (1978)
05. Dane Donohue / Tracy (1978)
06. Mackey Feary Band / Catherine (1978)
07. Charles Earland / Elizabeth (1977)
08. Robert Lamm / Crazy Brother John (1974)
09. Samuel Purdey / Valerie (1999)
10. Urszula Dudziak / Roxanna (1979)
11. Ramsey Lewis / Nicole (1976)
12. The Keane Brothers / Amy (1976)
(01) は、これは何だったっけ?てずっと悩んでいたのですが、あらあら、ティンパンでした。のんびりと間の抜けたメロウネスが素敵なインスト曲。
(02) は、CCM界の重鎮。本人の曲は初めて聴きました。ホワイト・ファンクな音ですが、ロックしてるギターと爽やかファンキーな女性コーラス(特に後半のスキャット)が素敵です。
(03) は、太いリズムがカッコ良いメロウ・ファンク。ゴリゴリのファンクかと思いきや、エレピが入ってトロ〜ンとメロウに変わる瞬間が僕も好きです。これが一番のお気に入りです。
(04) は、シティ・ポップなイントロから素敵なAOR。美しいメロディとキラキラした音が単純に良いですねー。
(05) は、引き続きAOR。爽やかな音をグイグイと支えるベースがカッコ良いですね。ムーディなホーンもまた好し。
(06) は、ハワイアンAOR。イントロのエレピが最高ですね。曲全体をシルキーに包む柔らかなメロウさが素敵で、僕も大好きな曲です。
(07) は、夜明けのフュージョン、て感じのインスト曲。リズムが高速に変わってエレピが跳ね回るところがクールでカッコ良いですねー。そのクールさに水をさす(?)熱いギターも面白い。
(08) は、シカゴのメンバーの人。普通にAOR系かと思いきや、意味不明に変化するリズムの高低によるグネグネ感が素敵です。
(09) は、これだけ年代が新しいですが、ジャミロクアイのメンバーだった人のユニット。スティーリー・ダン・フォロワーとの紹介ですが、確かに爽やかなポップさの裏に職人的な技巧が感じられます。これはぜひ他曲も聴いてみたいですね。
(10) は、超絶スキャットな女性フュージョン歌手。いい感じにほのぼのとメロウなフュージョン曲で始まり、スキャットがどんどん人間離れしていくのに引きずられてファンキーに変わっていく様がカッコ良いです。
(11) は、アルバム『Sun Goddess』に続き、モーリス・ホワイトが手掛けたもの。本来クールなR・ルイスのピアノを、ど派手なオーケストレーションで盛り上げるアレンジがなんだか凄いですね。
(12) は、普通にカッコ良いAORだなぁ、と思ってたら、なんと11歳と12歳の兄弟ユニットだとか。天才キッズとして有名なようですが、僕は知りませんでしたよ。爽やかなメロウさもいいし、ゴリゴリと太いベースもいいし。これは絶対に欲しいです。
↓marsさん本人の解説はこちら
http://mars65.hp.infoseek.co.jp/select13.htm