第13回セレクト合戦 勝手にレビュー junpeeさん編
お題セレクト、junpeeさんのテーマもこれまた「人名」。
予想どおり穏やか&メロウな曲を中心に選ばれています。ソウル〜AOR系のみならず、SSWや和ものまで、幅広く柔らかなグルーヴィさを満喫できるセレクトでした。
そして、今回からjunpeeさんもクロスフェードを導入。
失敗すると曲の印象を損なってしまうクロスフェードですが、junpeeさんもosamuswingさんと同様、見事に流れを活かしたつなぎとなっていて感心です。
収録されている曲目は、
01. Bruce Cameron Jazz Ensemble / Kathleen's Theme (1979)
02. Jorge Santana / Sandy (1979)
03. Joan Baez / Dida (1975)
04. Ronnie McNeir / Wendy's Gone (1975)
05. Peter Allen / Simon (1980)
06. Dacota Staton / Candy (1974)
07. The Group / Joey, Joey, Joey (1963)
08. Ramsey Lewis / Nicole (1976)
09. Willow / Elizabeth (1974)
10. Artie Traum & Pat Alger / Jenny's Been Gone (1980)
11. 尾崎亜美 / ジョーイの船出 (1978)
12. Enchantment / Gloria (1971)
(01) は、トランペッターによるイケイケなフュージョン。ちょっぴりブラジリアン・フィーリングですが、そんなことはお構いなしに好き放題に跳ね回るピアノが素敵ですね。
(02) は、カルロス・サンタナの弟。てっきりラテン・ロックと思いきや、大衆的なディスコ・サウンドなんですね。肩の抜けた軽やかさが好いです。
(03) は、意外にグルーヴィてことで再評価されているフォーク名盤から。実は僕もちょっと前に購入しました。この曲もメロウ・ソウルなフィーリングに溢れています。イントロから浮遊するフルートがいいですねー。「ディーダー」てスキャットしてるんだと思ってんですが、人名なんですね。、
(04) は、そしてそのままメロウなポップ・ソウルへ。コロコロと軽快なリズムとジェントルなヴォーカルがとても好きなタイプです。
(05) は、泣かせるAOR。エレピのキラキラしたメロウさが心に沁みます。
(06) は、エレピからオルガンにスッとつながったと思ったら、いきなりのディープな女性ジャズ・ヴォーカル。歌声も印象的ですが、それよりも強烈な存在感を放つのがオルガンの音色。軽やかなようでズッシリと地に足をつけた力強さもディープです。
(07) は、素敵な名前の男女混声ヴォーカル・グループ。しっとりと織り重なる女性ヴォーカルにゾクゾクきます。
(08) は、聴いたことあるなぁ、て、marsさんと被ってるんですね。流れが違うと受ける印象もまた異なります。セレクトの奥深さを感じますねぇ。しかし、このインスト曲で被っちゃう2人もなんだか凄い。
(09) は、西海岸のポップ・ロックグループとのこと。軽やかなパーカッションとジェントルな歌声からなる爽やかなメロウさ、そして柔らかなグルーヴが素敵です。これが一番のお気に入り。
(10) は、ウッド・ストック関係の男性デュオとのこと。アコギの紡ぐ音色の美しさと、穏やかなポップさがいいですねー。
(11) は、尾崎亜美のメロウ・ボサ。出だしのキラキラ感が素晴らしい。サビの歌謡曲ぽい盛り上がりも好みです。
(12) は、デトロイトのヴォーカル・グループ。美しいメロディと泣かせるファルセットにグッときます。ラストを飾るに相応しい曲ですね。
↓junpeeさん本人の解説はこちら
http://www.phillydevotions.com/html/select_11.htm