第14回セレクト合戦 勝手にレビュー ポルコさん編
本日のレビューは、ポルコさん。
お恥ずかしい話ですが、僕はつい最近まで「アニソン」の意味を知りませんでした。なんとなく「アニキ」ぽい曲のことではなかろうかと、とんでもない思い違いをしてたんです(笑)。アニメどころかテレビをほとんど見ないもんですから。
さて、ポルコさんのセレクトは、紅組のすべてがアニソンというもの。当然ながら1曲も知りませんでした。アニソンとは知らず、死滅しつつある良質なアイドル・ポップの復活を感じる曲ばかりだなぁ、と思いつつ聴いてましたよ。
収録されている曲目は、
01. Gone / Jack Johnson
02. 半熟ヒロイン☆ / アリカ&ニナ
03. Shiver Me Timbers / Tom Waits
04. いちごコンプリート / 生天目仁美, 川澄綾子, 能登麻美子, 折笠富美子, 千葉紗子
05. 家族の風景 / ハナレグミ
06. ハッピー☆マテリアル / 麻帆良学園中等部2−A
07. Here's A Toast To Mama / Charlie Louvin
08. Clover / meg rock
09. Two Rooms / The Cyrkle
10. 創聖のアクエリオン / AKINO
11. Lost Inside Your Love / Badfinger
12. Komm,susser Tod / 甘き死よ、来たれ / ARIANNE
(01) は、穏やかなサーフ・ミュージック。ギターの刻みが心地良く響きます。ちょっと距離を置いてるかのような間の取り方がいいですね。
(02) は、軽やかな打ち込みアイドル・ポップて感じ。80年代のアイドル歌謡に通じる完成には親しみを持てます。
(03) は、初期の曲とのことですが、確かに声が若々しいような。でもやっぱ渋いですけどね。
(04) は、2トーンなリズムが心地良い、カラフルなアイドル歌謡という趣。「ハイ!」て掛け声とか、こういうキュートさはとても好みです。
(05) は、僕も大好きな曲です。音数少なくミニマルに繰り返されるギターの薄いアーシーさがたまりません。
(06) は、ガレージ・ポップなイントロに続くお茶目なコーラスでコケました。これが「アニソンの王道」ならば、僕もアニソン・ファンになれそうです。
(07) は、スウィートなカントリーもの。コーラスも爽やかで、このへんの初心者には聴きやすい曲でした。
(08) は、アイドル・ロックな趣。音と歌声とのギャップが面白いですね。なんとなく僕がアニソンに持ってたイメージに近い曲です。
(09) は、これまたいきなりのソフト・ロック。
(10) は、出だしの電子音でグッときましたよ。菅野よう子作品とのことで、穏やかなグルーヴィさが素晴らしいですね。突飛な単語の続く歌詞も、聴いてるうちに好きになってきました。
(11) は、これバッドフィンガーですか!ハーモニーは確かに彼らのものですが、ブルージーなギターとかが聴こえてきませんね。キャッチーで甘いメロディ・センスも素敵です。これが一番のお気に入りかな。
(12) は、ぼんやりしたポップさがいいですね。なんとなくサンプリング感覚な、荘厳に響くコーラスも素敵です。
↓ポルコさん本人の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/yuto-porco/20051231