本日のひとりごと

 1作目が好かったので、『仔羊の巣』を読んでいます。

仔羊の巣 (創元推理文庫)

仔羊の巣 (創元推理文庫)

 
 さて、読んでてとても気になった箇所がありました。それは、エスカレーターのルール。
 エスカレーターに乗るとき、急いでる人のために左右のどちらかを空けるルールがありますが、それが地方によって左右の位置が違うということ。
 この本では関東と関西では左右の位置が逆と書かれていて、それが推理のヒントになってたりもするんですが、その話題には大いに疑義があります。
 以前から関東では右を空け、関西では左を空ける、とテレビ等でもまことしやかに語られていますが、関西でも右を空けるエスカレーターを多々見かけます。
 例えば、京都の四条烏丸の地下での乗り換え。
 阪急電車エスカレーターでは左を空け、市営地下鉄では右を空けます。同じ場所でも、左右が逆になってるんです。
 このように、電車によって、さらには同じ電車でも駅によって左右の位置が異なるのが、関西での実情ではないでしょうか。
 京都は関東方面からの観光客が多いから、それに合わせて右側を空ける駅がある、という意味不明の記事が新聞に書かれているのを読んだこともありますが・・・。