第16回セレクト合戦 勝手にレビュー フィニルさん編
今回の参加者15名のセレクトのうち、僕としては、テーマ「秋のなごみ」を最も強く感じたのがとしひこさんと、フィニルさんのセレクトです。
アコギの音色を中心にした方は他にもいらっしゃいますが、フィニルさん盤の音の隙間から漂ってくる空気は「秋」の香りがするようで。
とりあえず1曲目の「うらら〜」でいきなり参りました。1曲目大賞もフィニルさんに軍配。
ちなみに手持ちは③、お気に入りは①④⑤でした。
収録されている曲目は、
01. Oyster And The Flyingfish / Kevin Ayers & Bridget St.John
02. Hush A Bye / Spice
03. Good Lady Of Tronto / Fifth Avenue Band
04. Natural Life / Saffron Summerfield
05. Ventura Highway / America
06. Green Rocky Road / Wendy Waldman
07. Bad Weather / Illinois Speed Press
08. Louisville AD / Michael Stanley
09. Children / Ann Odell
10. Love Must Be The Best Time Of Your Life / Amazing Blondel
11. To My Maker / Colin Hare
12. さんま焼けたか / 斉藤哲夫
(01) は、とりあえずこの1曲目でもう参りました。ほんのりとブラジルも香るフォーキー・グルーヴで、「うらー、うらー」で男女ヴォーカルが素敵すぎます。と思ってたら、なんと、ケヴィン・エアーズだったんですね! 曲目発表後、即買いしました。
(02) は、ヘナヘナな歌声がいかにも国産ギタポしてていいですねー。ギターの音色も青春してます。
(03) は、はんなりとした曲調にスティールが心地良く響きます。ヴォーカルの気の抜け具合もいい感じ。中盤から聴こえてくる笛の音色が好きです。
(04) は、暖かみのある女性SSW。この曲の肝はリコーダーの音色でしょう。澄み切った秋の高い空を眺めながら聴きたい曲です。
(05) は、恥ずかしながらこれがアメリカの曲だと初めて知りました。アコギの音色もいいですが、「トュルルル」てスキャット(?)がたまりません。
(06) は、スライドのせいかネットリしたメロウさが絡み付いてくるような音です。
(07) は、爽やかな空気感が秋にピッタリ。
(08) は、これも渋い歌声とねっちょりスライドにも関わらず、爽やかな印象を受ける曲です。
(09) は、高貴なキュートさが素敵な歌声が映えるピアノ・バラード。
(11) は、米国の音だろうと思ってましたが、元ハニーバスの人でした。まだまだ修行が足りませぬ。
(12) は、秋の味覚で締め括り。懐かしい昭和の秋の風景が目に浮かんでくるようです。
↓フィニルさん本人の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20061112
買って損なし! Store kobbanova (← クリック!)