第16回セレクト合戦 勝手にレビュー としひこさん編

 昨日のフィニルさんの感想にも書きましたが、今回のテーマ「秋のなごみ」を最も強く感じた1人がとしひこさんのセレクトです。
 爽やかなアコギと哀愁のスティール・ギターの音色が、「秋」の空気を醸し出しています。
 素敵な選曲だと思ってたら、曲目発表を見てビックリ。全曲ともにレッド・ローズのペダル・スティールがフィーチャーされているという裏テーマが設定されてました。
 なので統一感は抜群なれど、様々な表情も見せる見事な選曲でした。
 ちなみに手持ちは⑥、お気に入りは①③⑫です。
 
 収録されている曲目は、
 01. Release / Michael Nesmith
 02. Hello Grandpa / Tom Pacheco
 03. 太陽の町 / 井上陽水
 04. Never Goin' Back / The Lovin' Spoonful
 05. We Get Along / Chilli Willi & The Red Hot Peppers
 06. Fountain Of Sorrow / Joan Baez
 07. ぼくは広野に / 五つの赤い風船
 08. Michael Nesmith & The First National Band
 09. Lady Like You / Brewer & Shipley
 10. Mr. Blue / David Bromberg
 11. Down The Beach / John Phillips
 12. A Touch Of Pennsylvania / B.W. Stevenson
 
 (01) は、ギターの絡みがとても爽やかで、まさに秋らしいオープニング。控えめに打ち続けられるパーカッションがいいですねー。
 (02) は、低音で囁きかけるヴォーカルの淡い渋さ、それをソッと彩るスティールの音色が好い感じです。
 (03) は、始まりのハーモニーが素敵です。実は陽水は全然ちゃんと聴いたことがないんですが、アレンジが抜群に素晴らしいですねー。
 (04) は、聴いたことある曲だと思ってたら、ラヴィン・スプーンフルだったんですね。軽い感じのペダル・スティールが面白いです。
 (05) は、カントリー調ですが英国のバンドとのこと。デコボコした疾走感がいい感じです。
 (06) は、ジャクソン・ブラウンのカヴァーですね。ラテン・タッチの軽快さが素敵です。
 (07) は、歌詞にも関わらず、呑気なハッピーさに溢れています。イントロではとても和モノだとは思いませんでした。
 (09) は、ほのぼのとした盛り上がりが多幸感いっぱいでいいですねー。
 (10) は、穏やかながらどことなく下世話な雰囲気が漂います。
 (11) は、心地良いポップさに弾みながら、突然に渋い歌声が挿入されたり、アレンジも面白いですね。
 (12) は、ラストは秋らしい木漏れ日フォーキー・ポップで締め括り。またもう1度リピートして聴こうと思ってしまいます。
 
 ↓としひこさん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/colourless/20061112
 
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