本日の１枚

　というわけで、今日はPerfume新曲の発売日です。
　
　Perfume / Baby cruising Love (CDS)

Baby cruising Love / マカロニ【初回限定盤】

　
　Perfumeはなぜこんなに良いのであろう。
　昨年後半に中田ヤスタカ関連作品のリリース・ラッシュがあって、まぁだいたい聴いてるんですけど、どれもまぁ好いとは思うものの、Perfumeのように激烈な素敵さは感じられない。
　そう考えると、やはり彼女たち自身の魅力の賜物なのでありましょう。
　へんてこカッコ良いダンスや彼女たちのキャラも魅力的ではありますが、純粋にCDだけを聴いていてもやはり圧倒的に素晴らしい。
　Auto-Tuneで変化させられていても、歌声そのものが素敵なんですね、やっぱり。
　もちろん、中田サウンドを前提にして発揮される魅力なんでしょうけど。
　
　さて、新曲。
　前作『ポリリズム』のような実験性はなく、ピアノを効かせたオーソドックスなハウス歌謡。
　と言いたいところですが、低音でブリブリいわしてるアナログシンセの響きとか、背後に浮遊している電子音とか、いかにも中田サウンドな作りがまたまたとても素敵です。
　特に、歌声への微妙なエフェクトのかけ方の差異が見事で、あんまり派手な曲ではないですが、ついついリピートしてしまう良曲です。
　
　と言いつつ、お気に入りはカップリングの『マカロニ』のほう。
　80年代初期なアーバン・メロウ・ディスコ風のアレンジが素晴らしいなR&B系の楽曲で、ちょっぴり意外なサビのメロディとその歌声がとても好きなんです。
　とにかく、Perfumeはメロウな音でもこれまた素敵なんですよ。この路線もぜひまた聴いてみたいものです。