第18回セレクト合戦 勝手にレビュー trippyさん編

 今日は娘(3歳)の通う保育園で節分のイベントがありました。
 超怖がりの娘が鬼に追いかけられて半狂乱になり、「お父さーん!」と泣き叫び続けてたとか。
 他の保護者たちが僕を探してくれてたらしいのですが、こっそり抜け出した僕はちょうどそのとき、カレーを食べながらtrippyさんのセレクトを聴いていたのでした。
 
 さて、本日はtrippyさんのセレクト感想です。
 世間で「えろかわ」なんて言葉が出回ったとき、本当はまぁそういうのが好きなんだけど、なんかこう反感というか、いい気はしなかったんですよ。
 でもtrippyさんのセレクトを聴いてまず思い浮かんだ言葉は「えろかわ」でした。
 ソフト・ロックやディスコな曲にあわせてエロな歌声などが響き渡る。その単純なアホらしさ、カッコ良さが実は僕も大好きなところ。
 trippyさんのセレクトはいつも馬鹿っぽいカッコ良さが魅力なんですが、今回はそれにエロさが加わり、まさに身も心もホットになる選曲でした。
 
 収録されている曲目は、
 01. あなたと悦子 / 原悦子
 02. Cavallina Cavallo / Ilona Staller
 03. Spring Affair / Donna Summer
 04. 夏の夜明けは悲しいの / 夏木マリ
 05. Less Talk More Action! / Tim Deluxe
 06. Female Animal (part 1) / Arlene Tiger
 07. I Love You, Yenthare / Manjula Guru & Chorus
 08. ハダカになっちゃおうかな / ザ・シロップ
 09. Love In A Sleeper / Silver Convention
 10. Let Me Be Your Underwear / Club 69
 11. Kinky Love / Nancy Sinatra
 12. パイパイサンバ / 向井真理子
 
 曲目ごとの感想です。
 (01) は、手ブラなジャケが素敵すぎる原悦子のシングルでスタート。大野雄二のソフト&イージーサウンドを背景に、ただ詩を朗読しているだけのもの。無理矢理なエロさが微妙で、あぁ、こういうの好きだなぁ。
 (02) は、チチョリーナ! モリコーネ作のこの曲では、エロ可愛いスキャットが素敵すぎます
 (03) は、ジョルジオ・モロダーによるディスコ曲。これまたエロ可愛い歌声と軽やかなエレピの音色が心地良いですねー。
 (04) は、サンバ調なリズムのいなたいディスコ歌謡。これが収録されてるアルバム、再発されてましたよね。買ってしまいそうです。
 (05) は、これもブラジリアン・テイストの歌謡ハウス。こういう選曲に、trippyさんらしさを感じますね。
 (06) は、イタリアのエロ映画サントラらしいのですが、激しく聴き覚えがあります。コンピにでも収録されてたのかな。
 (07) は、歌謡ディスコ風なイントロですが、実はインド歌謡(?)。強引な展開はマサラムービー的か。
 (08) は、GS歌謡風なアレンジが馬鹿っぽくていいですねー。高速リズムにホーンが絡むとこなんかは普通にカッコいいし。
 (09) は、素敵なジャケの多いドイツのディスコ・グループ。フィリー・ディスコ系のアレンジにユーロ歌謡な軽いノリがいいですねー。
 (10) は、NYヘヴィ・ガラージュなゲイ・クラシック。僕も当時はこういうハウスにはまっていました。ロレッタ・ハロウェイ(?)のサンプリングとか、今聴くと微妙に恥ずかしい感もありますね。
 (11) は、ボサなリズムでソフロなアレンジが心地良いですね。イントロのボヨーンとした音が好きです。これも普通に欲しい。
 (12) は、悲しいかな「魅惑のムード秘宝館」は僕も持ってます。これと全く同じメロディのボサ歌謡があったように思うのですが、何だったのか思い出せません。
 
 ちなみに(02)(10)(12)、特にお気に入りは(04)です。
 

悲しみ上手(紙ジャケット仕様)

悲しみ上手(紙ジャケット仕様)

 
 ↓trippyさん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/meikan/20080123
 
 なお、(02)チチョリーナのジャケを本家サイトにアップしております。
 http://www.pop-junky.com/