仕事に追われ、感想を書くのが停滞していきそうです。
 これから年度末までは、とにかくハードな日々が続きそうです。
 
 さて、本日はmeikanさんのセレクト感想です。
 フォーキー・ポップ、ソフト・ロック、ブラジル、シティ・ポップなどを中心に選曲、て書くと、なんとなくサバービアなイメージを浮かべてしまいそうですが、meikanのセレクトはそう一筋縄ではいきません。
 マイルドなファンキーさの裏に秘めた怪しげな蠢き。穏やかなんだけれど、ゾクゾクするような得体の知れないカッコ良さが素敵です。
 最近はフォーキーなものやなんかを中心に聴いてたので、このへんの音楽を聴くのは久しぶりのような気がします。
 やっぱ、こういうの好きなんだなぁ。
 大好きなタイプの曲が並んでいるのに、悔しいことに手持ちは無し。こりゃいかん!
 
 収録されている曲目は、
 01. Tony Kosinec / Silver Morning
 02. Sandii & The Coconut Cups / Sparkle
 03. Clem / Samossa
 04. 羊毛とおはな / ララルラ ラルララ
 05. Monna Bell y Aldemaro Romero / La Bamba
 06. Cravo & Canela / Asa Branca - Que Nem Gilo'
 07. Browning Bryant / Cover Girl
 08. 長谷川きよし / 史跡のある町
 09. Lumiere / RIDE ON TIME
 10. UNCHAIN / Summer Groovin'
 11. Moods / Grooving When We Meet
 12. 青江三奈 / Bourbon Street Bluse
 
 曲目ごとの感想です。
 (01) は、コジネクのファースト・アルバム収録曲でスタート。アシッドなギターの音色と淡くぼんやりした美しさが素敵ですね。
 (02) は、達郎のカヴァー。あんまりハワイアンじゃないですが、そんなことはどうでもいい。重層に軽やかに重なり合うコーラスの妙技はホーッとため息もの。
 (03) は、パリ出身のSSWによる、ちょいと洒落たブラジリアン・ポップ。ビヨンとしたリズムがクセになります。
 (04) は、柔らか穏やかながら微妙にグルーヴ感を湛えた歌声と、メロウに弾むアコギの音色。これはもうモロに好みです、参りました。
 (05) は、歌声が聴こえ始めて耳を疑った『ラ・バンバ』のブラジリアン・カヴァー。ベネズエラのバンドがメキシコで『ラ・バンバ』をブラジル風に歌ってる、もうそれだけで降参です。何かがヘンだと思ったら、リズムが3拍子なんですね。
 (06) は、メロウ・グルーヴィなブラジリアン。素敵な女性ヴォーカルの背後でブイブイいってるベースがカッコ良い。この再発は買い逃してました。まだ売ってるかなぁ。
 (07) は、爽やかなメロウさとファンキーさ。穏やかな高揚感といい、これもとっても好みなタイプの曲です。
 (08) は、素敵なボッサ歌謡。軽やかなフルートの音色をはじめ、ソフトなアレンジが心地良いですねー。
 (09) は、今度は『RIDE ON TIME』のカヴァー! (04)と同じヴォーカルの人とのことですが、どんより系のアレンジにあわせてかUAみたいな歌い方で、(04)とは随分印象が違いますね。
 (10) は、うひゃー、これもカッコ良い!どっかーんと盛り上がりそうなところを、敢えて控え目に抑えたグルーヴ感がなんとも素敵。
 (11) は、EWAFっぽいコーラスやアレンジがなんとも心地良いですね。ふわふわ感を生みだすエレピの音色がたまらない。
 (12) は、どこかで聴いたメロディだと頭を捻れば、あらら『伊勢崎町ブルース』!しかも本人! 怪しげなムーディさがなんとも・・・。
 
 ちなみに手持ちは無し。全曲お気に入りですが、1曲だけ選ぶなら(04)です。
 

LIVE IN LIVING’07

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Diary~フツウの一日~

Diary~フツウの一日~

 両方とも、ポチっといっちゃいました・・・。
 
 ↓meikanさん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/meikan/20080123