本日の1枚
娘に続き、息子も発熱。
土曜午後でどこも休診なので、急病診療所まで車で連れていく。あーあ。
車の中でかかっていたのは、もちろんコレ。
Perfume / GAME (CD)
- アーティスト: Perfume
- 出版社/メーカー: Tokuma Japan Communications =music=
- 発売日: 2008/04/16
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 1,325回
- この商品を含むブログ (854件) を見る
昨年からのブレイク後にリリースされたセカンド・アルバムってことで、やはり世間的に受けやすい仕上がりになるかも、という危惧はあっという間に吹き飛びました。全く妥協なしのハウス〜テクノ・ポップな音。
そしてなんと、こんなアルバムがオリコンデイリーランキング1位。1人の音楽ファンとして、「勝利」を感じずにはいられません。
Perfumeのファンだから、テクノ・ポップやハウス・ミュージックのファンだから、という意味ではなくて、ずっと音楽を聴くことが趣味だった自分の人生が「勝利」を収めたような錯覚すら覚えます。
『ポリリズム』や『チョコレイト・ディスコ』など、既発シングルはカップリング曲を含めどれも素敵だったのですが、他の曲も負けずに強力な魅力を放っています。
タイトル曲『GAME』は、Capsule「Sugarless GIRL」収録曲のようなUnderworld系のハードなテクノ・サウンド。実は僕はこういうロック志向の音が苦手なんですが、彼女たちの歌声が流れるとすんなり聴けてしまうから不思議。
『セラミックガール』は、ポップ度の高いテクノ・ポップ。80'sエレ・ポップを聴いて育った世代にはたまらないモノがあります。
そして、このアルバム一番のお気に入りが『Take me Take me』。他曲と比べてヴォーカルが目立っていないため地味な印象を受ける小品ですが、オールド・ハウス・ファンならどこかで聴いたような音やフレーズが散りばめられていて(A Guy Called Gerald『Voodoo Ray』のピヨピヨ電子音とか)、ハウス・ミュージックの魅力を詰め込んだショーケースのように思えます。また構成音もシンプルめで、ミニマルな心地良さがとても好いのです。「うー」て裏返った声のコーラスとか、たまんないですね。
『シークレットシークレット』は、またまたアッパーなテクノ・ポップ。美メロと可愛く切ないシンセ音が、キュートな歌声を押し上げます。
ラストを飾る『Puppy love』は、ニュー・オーダーとラウンジ・ポップとアイドル歌謡の幸せな出会い、という感じで、きっと僕と同じくらいの世代の人なら甘酸っぱい思いがこみ上げてくると思います。
まさに捨て曲無しの名盤。
初回限定版盤のDVDには、『Seventh heaven』のライヴ映像も収録。予約しておいて良かったよ。
今さらですが、vaioのCM。(セラミックガール)