本日の1枚

 V.A. / Child's Fantastic Moment (CD)

チャイルズ・ファンタスティック・モーメント

チャイルズ・ファンタスティック・モーメント

  • アーティスト: オムニバス,Emi with Children,HeeFoo,Children
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2008/07/16
  • メディア: CD
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 1980年代のヒット曲などを子供ヴォーカルでカヴァーした企画盤。
 バグルズカイリー・ミノーグ、マドンナなんかを、洒落た4つ打ちカフェ系サウンドにキュートな子供ヴォーカルをのせてカヴァーしています。
 子供ヴォーカルはとってもキュート素敵なんですけど、ちょっとクセが無さすぎかもしれません。聴きようによっては、単に稚拙な歌声がのせられているだけのようにも。
 全体的にもうひと捻り欲しい感もありますが、ま、でもキュートさはやっぱり素敵ですよ。聴いていると思わず微笑んでしまうようなアルバムです。
 子供ヴォーカル・ファンならばとりあえず聴いとけ!
 
 オープニング『1234』は、ファイストのカヴァー。iPodのCM曲としてお馴染みのやつですが、脱力キュートなエレクトロ・ポップでまずは心を掴まれました。
 続いては、バグルズの『ラジオスターの悲劇』。これがモロに中田ヤスタカ風のテクノ・ポップな楽曲に。激しめの低音にメランコリックなシンセ、ピコピコな電子音。メインのヴォーカルはヴォコーダーでそこに子供コーラスが絡んでいきます。もともと原曲に思い入れがたっぷりあるので、こりゃもうたまんないですね。
 次はカイリー・ミノーグの『ラッキー・ラブ』。キラキラしたハウス・サウンドで子供たちの歌声も映えます。
 面白いところでは、ナイトフライトのメロウAOR『You Are』をハウス風にカヴァー。洒落たムーディさにあんまり似合わないキュートな歌声が微笑ましく、「ヘイヘイヘイ」て歌声にはキューンときました。
 マドンナ『ホリデイ』は、可愛らしくエレクトロ・ファンクなアレンジ。80'sディスコな空気感も注入されています。
 バングルズ『マニック・マンデイ』は、ちょっと昔のcapsuleのような音。キュートなピコピコさがキュートな子供ヴォーカルに相応しい。
 ビージーズ『愛はきらめきのなかに』は、ラヴァーズにカヴァー。暑くないレゲエな音がやっぱキュートです。
 『ラジオスターの悲劇』以外では、ヤエル・ナイム『New Soul』のカヴァーがお気に入りです。これも80'sエレクトロ・ファンク感を中心に、トイ・ポップ風であったり、優雅なストリングスが響いたりするアレンジが素敵。
 
 2作目もリリースされるようなので、そっちも期待しています。
 
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