本日のひとりごと
ダイエット、とか言いながらも、無駄食いが止められない。
今日は、京都ブライトンホテルへランチに出かける。ここのホテルの中にある「ヴィ・ザ・ヴィ」てフランス料理の店が嫁のお気に入りなのである。
http://www.brightonhotels.co.jp/kyoto/restaurant/visavis/
何でわざわざ平日の昼に行ったのかというと、「アラン・パッサール氏招聘イベント」てのをやってたから。
ミシュラン三つ星レストラン「アルページュ」のシェフ、と言われてもピンときませんが、懐かしの番組『料理の鉄人』鉄人ワールドカップで優勝した人ですよ。
まず行って驚いたのは、通常の(狭い)店内ではなく、大会場に案内されたこと。
客は15組ぐらいいて、さらに客以上の数の店員がウロウロしてて、なんだか落ち着かない雰囲気。
次に驚いたのは、テーブルについてまず嫁が頼んだブルー・ティー(1260円)。大そうな器に入っているものの、全く普通の麦茶でした。しかも、ほんのちょっと。
コースが始まると、料理を運ぶ店員が、いちいち「これはムッシュ・パッサールが・・・した・・・」とか説明してくるので、段々と可笑しくなってくる。
パンを持ってきたときに、「これはムッシュ・パッサールがわざわざ自分で運んでこられたバターです。」と言われ、ついに吹き出してしまった。
チーズを食べてるときに、ムッシュがテーブルを回って挨拶に来る。
嫁がなんやかやとフランス語で話していたが、全く意味がわからない。前述の「バターが美味い」と言うと、なんやかやと自慢げに説明されていたようだ。
で、頼んでもいないのに、無理やり1人1人メニューにサインをされた。夫婦に2枚のサインは不要であろう。
さて、気になるメニューは以下のとおり。
(1) 大原山田農園の卵ショーフロア メープルシロップ風味
(2) 彩り地場野菜アルルカン風エーグルドゥー 蜂蜜とライムの香り
(3) 野菜のラヴィオリ パルメザンレジャーノ風味 トマトのコンソメ
(4) 北丹波農園高坂鶏のロティ
(5) ベルナール・アントニのフロマージュセレクション
(6) ピスタチオのヌガーグラッセ
(7) トマトの詰め物 12種の香り
(8) カフェ ミニャルディーズ
『料理の鉄人』の審査員の気持ちで厳しく感想を書くと、地元(京都)の素材を使おうとしてそれが空回りしているような印象を受けました。
(1) は、ただの温泉タマゴみたい。
(2) は、単に野菜を並べてソースをかけてるだけでしたが、野菜そのものが超上質なのと甘酸っぱいソースが絶妙。美味しゅうございました。
(3) は、ワンタンの皮で包んだラヴィオリでした。無理にアジア風にしようとして失敗、という味。
(4) は、3時間もかけて低温で焼いた鶏肉。ムッシュは「火の入れ方の魔術師」と呼ばれているらしいので、非常に楽しみにしていたのだが、焦げ目がついてない以外は普通でした。
(5) は、ムッシュが信頼してる人が作ったチーズ6種。これはまぁ普通に美味しゅうございました。
(6) は、まるで僕の娘(3歳)が作ったお団子のようなボコボコの形にビビリましたが、味はすっごく美味しゅうございました。
(7) は、12種の味わいが複雑すぎる感もあり。
(8) は、普通のコーヒー。
正直、期待したほどの味ではありませんでした。
せめて値段が半額ぐらいだったら納得したかもしれませんけどね。(飲物あわせて2人で約5万円)
ま、イベントですからね。
ムッシュめ、バカンスを利用して、日本でひと儲けして帰りやがるな。
全然関係ないですが、ベルリンの壁で歌うムッシュかまやつの映像。