第20回セレクト合戦 勝手にレビュー 風来坊さん編
さて本日は、風来坊さんのセレクト感想です。
風来坊さんは、3の倍数の曲目のときアホになる「ナベアツ・セレクト」を作成されてます。
アホとアホじゃない曲との兼ね合いが難しく、僕はそっちのテーマは早々に断念したんですけどね。
風来坊さんのセレクトはオープニングから風来坊さんらしさが滲み出てますねー。
確かに3の倍数だけアホっぽいんですけど、そこへ向けての流れも素敵だし、異種音楽を並べながらも不思議な統一感(それが風来坊さん的フィーリングなんですけど)に溢れてるような感じで。
たぶん、覆面で聴いてもこれは風来坊さんのセレクトだと分かると思います。
収録されている曲目は、
01. カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー:R・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」より序奏
02. マルセロ・リセンヂ「パーフェクト・キス」
03. ディミトリ・フロム・パリ「ネコミミ・モード」
04. プリンス「キス(エクステンデッド・ヴァージョン)」
05. キング・クリムゾン「ラメント」
06. シャッグス「マイ・パル・フット・フット」
07. ウーター・ヘメル「チープ・シャルドネイ」
08. ECD「ルパン三世のテーマ」
09. 溝入敬三「怪盗キクノロと名探偵アキチくん」
10. 大津純子&佐藤允彦「Gankino Horo」
11. livetune Feat. 初音ミク「Packaged (piano ver)」
12. テンプル・シティ・カズー・オーケストラ「2001年カズーの旅」
曲目ごとの感想です。
(01) は、壮大なオープニングは、後に続くアホっぽさをアプリオリに。
(02) は、ニュー・オーダー世代なんで、ボッサにカヴァーされるとそれだけでグッときます。ちなみに僕はパステル・ヴェスパの「ブルー・マンデー」カヴァーを収録することを考えていました。
(03) は、キュートなチープさがいいですね。声が可愛すぎるのはちょっと微妙な感もありますが、曲は好きなタイプです。
(04) は、実は僕、今回のテーマを見てなぜかこの曲が頭に浮かんでたんですよ。カッコいいんですけど、微妙なアホっぽさを感じませんか。エイジ・オブ・チャンスによる同曲カヴァーを入れるつもりだったんですが、レコ棚から発見できず諦めちゃいました。
(05) は、この曲大好きです! ポスト・パンク的にスリリングなドラムやベースのうねりがたまりませんね。
(06) は、うむー、実はシャッグスも候補に考えていました。より間抜け感があるジャケが好きなセカンドから選ぶつもりでした。
(07) は、穏やかグルーヴィなシティ・ポップ系の音はモロに好みで、これが一番のお気に入りかな。
(08) は、普通に歌ってますね。普通にカッコいいですが。
(09) は、語りはまぁアホなんですけど、焦燥感をかき立てるヴァイオリン(?)の音色にドキドキです。
(10) は、ヴァイオリンのようですが、なんとなくアジア風に民族音楽的なフィーリングを感じます。これもジャズなのか。
(11) は、この盤、気になりながらも微妙に敬遠してましたが、結構聴けますね、この声。
(12) は、1曲目を聴いてたぶんこういう終りだろうと予測してましたよ(笑)。
ちなみに手持ちは(04)(05)(06)、特にお気に入りは(07)です。
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↓風来坊さん本人の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/huraibou/20020110