本日の1枚 Ariel
Ariel / Ariel (CD)
- アーティスト: エリアル
- 出版社/メーカー: Jazz Proverbs Records
- 発売日: 2008/06/14
- メディア: CD
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デンマーク産のブラジリアン・フュージョンなバンド。
1980年のリリースのファースト・アルバムに、ボートラ7曲を追加した再発盤です。
グルーヴィなブラジリアン・ジャズが中心なんですけど、重苦しさが全然なくて、ちょっとライトなアレンジがすぐに耳に馴染んできます。
特に、演奏の要となっているホーンの音色がとても優しげで心地よい。
ちょっとお酒でも、、、てときに聴きたい音楽ですね。
オープニングの『The Girl With Three Faces』は、モンドな雰囲気のフニャフニャした電子音でスタート。しかしながら楽曲自体はスムース&グルーヴィなブラジリアン・ジャズ。柔らかなファンキーさと控えめなキラメキが素晴らしいのです。
『Black Wing』は、しなやかな女性ヴォーカルをフィーチャーした爽やかブリージンなブラジリアン・フュージョン。スルメ的なカッコ良さ。
『From Dask Towards Dawn』は、息切れしそうなホーンが印象的なスピード感あふれるサンバ・フュージョン。
『When I Close My Eyes』は、2曲目と同じ女性ヴォーカルなんですが、こちらは語尾の発音のセクシーさが素敵な歌声。楽曲自体もムーディなメロウさで。
『7:47 To rio』は、リズムの間の取り方とかのアレンジも絶妙な、高速系サンバ・フュージョン。ファースト部分では一番のお気に入りなんです。
ボーナス・トラックの9曲目以降は、セカンド・アルバムの英詞ヴァージョンを収録。
インスト中心のファーストとは異なり、全編に女性ヴォーカルをフィーチャーしています。
楽曲はシンセの音色が存在感を増し、ちょっと軽く、ポップになっている印象です。
ブラジリアン・テイストは薄くなってますが、洗練されたヨーロピアン・フュージョンらしさがそれはそれでまた素敵です。
というか、女性ヴォーカルものフュージョンが好きなんで、ボートラのほうに惹かれてるんですけど。
特にお気に入りは、スリリングな演奏に伸びやかな歌声の絡む『Jacuma Blue』でした。