本日の1枚 Groovy Little Numbers

 Groovy Little Numbers / The 53rd & 3rd Singles (CD)

The 53rd & 3rd Singles

The 53rd & 3rd Singles

 
 BMX Banditsのベーシスト、Joe Mcalindenによる2人組のユニット。
 アルバム・タイトルどおり、1980年代後半に 53rd & 3rd レーベルからリリースされたシングルを集めた編集盤です。
 ジョーはピアノやサックスなども演奏、多才さを発揮してます。女性ヴォーカルのキャサリンは、ギタポにぴったりなヘタウマ・キュートな歌声。
 
 どの曲も甘いメロディと歌声が素敵だし、何よりもへなちょこ感が溢れてて、ギター・ポップの魅力を凝縮したような(あくまでも)小品が並びます。
 
 オープニングの『You Make My Head Explode』から、甘酸っぱい青春ギター・ポップなギターの音色、メロディと歌声なんかが好いですね。『Hey Hey』も、曲名どおりな掛け声がとってもキュート。
 アソシエイションの『Windy』のカヴァーは、イントロのホーンの音色のヘナチョコさが素敵すぎ。舌足らずな女の子ヴォーカルも、アストラッド版を彷彿とさせるキュートさで。
 その後に続く『Happy Like Yesterday』は、リズム感の軽快さといいメロディの良さといい、何度でも聴きたくなるギタポ名曲。サックスもカッコいいしね。疾走感とパッパラなホーンに胸キュンな『Shoot Me Down』も好し。
 一番のお気に入りは、なぜかブラジリアン・フュージョン風味な『A Place So Hard To Find』。穏やかなボッサ加減がこれまた素晴らしい。