本日の1枚 The Jimmy Vann Band
The Jimmy Vann Band / The Upper Left Hand Comer Of The Sky (CD)
- アーティスト: ジミー・ヴァン・バンド
- 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: CD
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カナダのソフト・ロッキンなグループ。1971年にリリースされた唯一のアルバム。
柔らかな男女ヴォーカルを中心として、60'sポップスな洒落たアレンジ、あるいはシンプルめな70's風のアレンジなど、なかなか洗練された音作りが光っています。特にじんわりとジェントルなジャジーさが好し。
正直なところ、タイトル曲『The Upper Left Hand Comer Of The Sky』以外にコレだ!て曲はないんですけど、どの曲も平均点はクリアしているようなアルバムです。
男女ヴォーカルが素敵なんですが、合間に小粋なインスト曲が挟まっていて、そのへんの感性もまた好し。
さてそのオープニングのタイトル曲は、おそらくこの盤の目玉曲。ボッサなリズムにソフトで甘いアレンジ、穏やかな男女ヴォーカルの掛け合いが心地良すぎる名曲。レコ屋の評ではフィフス・ディメンションやなんかを引き合いに出して語られてますが、日本のソフトロック歌謡な雰囲気を感じました。ヒデとロザンナとかの。
柔らかな歌声と対照的なオルガンの音色が面白いグルーヴィ・ロックな『I'm Just Me』、ちょいとファンキーなリズムでカヴァーしたジョニ・ミッチェル『Both Sides Now(青春の光と影)』なんかも素敵なところ。