本日の1枚 Big Blue Marble

 O.S.T. / Big Blue Marble (LP)
 
 
 1974年から1983年に米国で放映されていた子供番組のサントラ。A&Mから1974年のリリース。
 ブラディ・バンチとかそういう系のソフト・ロッキンな音楽で、もちろんほとんどの曲のヴォーカルを子供たちが担当しています。
 とっても可愛いんですけど、ただ元気いっぱいなだけじゃなくて、どこか儚い印象を受ける歌声がブラディ・バンチとかと比べても素敵なところです。単に声量が足りないだけなのかもしれませんが、淡いキュートさが好いのですよ。
 
 オープニングの『Big Blue Marble Theme』から、そんな魅力でいっぱい。ハッピーにソフト・ロッキンな楽曲にちょっと儚げな子供ヴォーカルがキュートすぎる逸品。
 ヨーデルも素敵なカントリー調の『A Rodeo Cowboy』、穏やかなサンシャイン・ポップ『Say Hello To The Sky』、おフレンチなキュートさのワルツ『Some Days I Just Want To Go Somewhere』、リズムが荒れ狂うサンバ・ポップ『Gombey』、グルーヴィなオルガンも素敵なチルドレン・ボッサ『Madame Tussaud's』など、素敵な曲が目白押しです。
 特にお気に入りは前述のタイトル曲のほかに2曲。まずは、ソフト&グルーヴィなキッズ・ソウル『Hoopin'』。これは可愛らしい掛け声の連発がたまらない。あと、不安定に盛り上がっていくキッズ・コーラスがこれまたキュートな『Games』。これはソフト・ロッキンなアレンジの楽曲です。