本日の1枚 John Villemonte
John Villemonte / This (CD)
- アーティスト: ジョン・ヴィレモンテ
- 出版社/メーカー: ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛
- 発売日: 2009/02/11
- メディア: CD
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ウィスコン州マディソンのSSW。1979年リリースのセカンド・アルバム。VIVIDからの紙ジャケ再発です。
シンプルさが魅力のファーストに比べ、こちらは外部からもミュージシャンを迎えて、より洗練された音作りになっています。
全9曲のうち、5曲はファーストからの再録。再録曲もそんなに手を加えずに、そっと華が添えられているよう。ただ、前述のとおりアレンジの洗練さが抜群に増していて、全体的にメロウな味わいが深い。
この再発盤の帯には「80'sネオアコ・ファンをも虜にする名作」と書かれてるんですけど、確かにメランコリックなギターの音色やちょいと儚げなポップさとかは、ネオアコ的な要素も強いです。
まずはオープニングの『My Lady』。軽やかにボッサなリズムも心地良い、ライト・メロウな逸品。
ネオアコっぽさでいえば『Daylight Savings』。ギターのかき鳴らし方なんかもそれっぽいんだけど、特にサビ部分のメロディ運びやベースのうねり方なんかが素敵で、これが一番のお気に入りかな。
女性ヴォーカルをフィーチャーした爽やかなフォーキー・ポップ『Together』も、キラメキ感は80'sギター・ポップ的ではあります。
再録曲では、シンプルさを活かし続けた『People Like You』、口笛と弾むリズムで生まれ変わった『Emerald Isle』、幻想的な色彩を帯びた『I Am The Moonlight』、グルーヴィなベースが素敵なスパイスとなった『Come Back To Me』と、結構どれも好いのでした。