本日の1枚 Gotham
Gotham / Gotham (LP)
カナダのフォーキーAORな3人組。1978年のリリース。
プレAORなタッチのフォーキー・ポップなサウンドに、スウィンギンなジャズ系コーラスを乗せてます。ジャケどおり何かちょっと間の抜けた雰囲気も漂わせながら、でも洒落たポップさや、程よく爽やかなブリージンさが素敵です。
まずは『South Rampart Street Parade』のカヴァーで幕開け。ディキシーランド・ジャズのヒップさを誇張し、ファニーなコーラスを高速でたたみかけます。とってもウキウキなサウンド。
爽やかブリージンなAOR『There's Always A Goodbye』を挟み、このアルバムの目玉曲『New York State Of Mind』へ。ビリー・ジョエルのカヴァーなんですが、小粋なジャズ風に料理していて、バカっぽいオープニングから大団円のラストまでショーを楽しんでいるような曲です。
ハワイ系のAOR『Shine Sun Shine』、ふざけてるのか真剣なのか分別不能なエルトン・ジョンのカヴァー『Mona Lisas And Mad Hatters』、スウィンギンに跳ねまくる『Hold Tight』と、ただ単純に楽しめる曲が続きます。
ラストのメドレーはピーター・アレンの『I Go To Rio』で締め。バタバタとしたサンバ風のリズムに、間の抜けたおっさんの「パッパラ〜」な歌声が響きます。