本日の1枚 Shalamar

 Shalamar / Friends (CD)

フレンズ(紙ジャケット仕様)

フレンズ(紙ジャケット仕様)

 
 ジョディ・ワトリーが在籍したディスコ・グループ。1982年にSolarレーベルからリリースした盤です。
 プロデュースは Leon Sylvers 3世で、適度に軽やかでファンキーなリズムとあくまでも「上品」に洗練されたアレンジによる、アーバンにライト・メロウな感覚がとても心地良い。。
 これ以上やれば逆にカッコ悪くなるであろう、ギリギリのところで勝負できる洒落た感性が素晴らしいのです。
 
 まずはやはり冒頭の『A Night To Remember』。シャラマー屈指の名曲ですが、メロウなシンセの音色に彩られたメランコリックな泣きのメロディから生じる、小粋にメロウ・ファンキーな心地良い甘さは、他のディスコ・ソングではなかなか味わうことのできない青春ポップな感性が煌いているのです。
 当時、邦題は『涙のリメンバー』でした。なんとも間の抜けたタイトルですが、曲の本質を見事に表してると思います(言い過ぎ)。
 
 いかにもSolarな軽やかディスコ・ソング『Don't Try to Change Me』、ストリングスなどの華麗なアレンジも好い『Friends』、ヴォコーダー使いも微笑ましいちょっとエレクトロ・ファンクな『Playing To Win』、ギターのカッティングも『涙のリメンバー』的に素敵な『There It Is』など、他にも佳曲いろいろあり。
 まぁ、『A Night To Remember』だけで十分な(というかそれだけの)アルバムなんですけどね。
 
 
 A Night To Remember