本日の1枚 ハゲタカゾンビ

 ハゲタカゾンビ 感染注射

ハゲタカゾンビ [DVD]

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 森の中で人体を改造するウイルスを開発するため人体実験を繰り返すマッド・サイエンティスト。しかし、そのウイルスに感染したハゲタカが突然変異、人間を襲うモンスターと化した。ある日、その森に若者グループが、、、というストーリーです。
 
 監督・製作・撮影はロバート・カーツマン。もともと特殊効果畑の人で、「キャビン・フィーバー」や「ワイルド・オブ・ザ・デッド」など、この人が映像効果に関わったハリウッド作品は数多くあります。
 なので、おそらくものすごく低予算な作品なんでしょうけど、特殊効果は結構がんばってます。ゾンビのメイクとか凝ってますよ。ハゲタカはちょっとヒドイですけど。
 
 ストーリーはもうメチャメチャ。ゾンビ映画を撮りたいのか、モンスター・パニックを撮りたいのか。両者にバカな若者グループが襲われるだけの展開が続きます。
 ただそれがテンポよく進んでいくので、全然飽きずに見続けられます。いや、悪くないですよ。
 ラストはマッド・サイエンティストの本拠地に迷い込んだカップルが、自らも怪物化した科学者とその部下(間抜けゾンビとクレイジーな小人!)から逃亡、そして対決。いきなり別の映画な展開もまた好し。
 
 そして、前述のとおりゴアなシーンはかなり気合が入っています。低予算なのは見ていてわかりますけど、それを補うテクニックが十分あり。
 いやぁ、グロいですね。しかも人体破壊への愛情を感じられて、とても好感をもてるグロさです。
 もちろん意味のないエロ・シーンもばっちりで、いや、なかなか楽しめる作品でした。
 
  
 哀愁溢れる表情のゾンビ科学者と人体実験される人
 
  
 ハゲタカの巣に転がる生首と冷蔵庫から飛び出て襲いかかる小人ゾンビ