本日の1枚 悪魔の毒々プラトーン

 悪魔の毒々プラトーン

悪魔の毒々プラトーン [DVD]

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 南海の孤島に墜落した米国の旅客機。生き残った人たちが島を探索していると、いきなり謎の兵士たちが襲い掛かる。この島は米国を狙うテロリストの訓練基地だったのだ、、、というストーリーです。
 
 それにしても酷いタイトルですね。もちろん、トロマ社の作品です。もちろん、トロマ社の類似タイトルの作品とは何の関連もありません。
 監督は「カブキマン」のマイケル・ハ−ツ。基本は戦闘アクションな作品なんですけど、そこはトロマ作品、随所に下品で悪趣味な仕掛けが施されています。
 エイズ感染を武器にするテロリスト(倫理コード的にダメでしょ!)に女性が強姦されたり、テロリストの幹部が顔のくっついたシャム双生児だったり。
  
 シャム双生児を登場させることに意味があるのか。で、切断されて殺害されて。
 
 まず冒頭の墜落後の死体ゴロゴロなシーンで惹きこまれました。そう、トロマ作品なんだからゴアな描写もバッチリです。グロい死体に囲まれながら、間の抜けたバカ会話を繰り返す生き残った乗客たち。酷すぎます。
 そして意味無くエロなシーンもバッチリ有り。何の必然もなく乳が写ります。
 
 戦闘シーンは意外にしっかり撮影されてて(予算も使ってそう)感心しましたが、それに伴うストーリー展開があまりにアホすぎ。
 武器を手に集団で向かってくる訓練されたテロリスト軍は、素人の一般人たちに機関銃で一掃されていきます。特に終盤の女性たちの奮闘に唖然。
 
 序盤では普通に歩くこともままならなかったのに、突然カンフーに目覚めて蹴り技でテロリストを撃退していくデブのおばさん
 
 ラストはテロリストを全滅させて「アメリカ万歳」。酷い、酷すぎる。これで「プラトーン」を名乗るとは・・・。
 あまりに酷い作品ですが、トロマの魅力が詰まった玉手箱のような一品でした。好きなヒトにはぜひオススメですね。