本日の1枚 恋のコマンド
V.A. / 続・歌謡曲番外地 恋のコマンド (CD)
- アーティスト: オムニバス,あきいずみ,木の実まこ,朝比奈順子,ニューニュー,バーバラ・ホール,三浦弘子,朱礼毬子,范文雀,ヤン・シューメイ
- 出版社/メーカー: SOLID RECORDS
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: CD
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2008年にHotwaxからリリースされたカルト歌謡のコンピ。
ビート系の楽曲が中心ですが、まぁとにかく「面白い」曲ばかりで、こんなのが好きな者にはたまりませんな。
ライナーも充実してますが、ジャケ写はカラーで大きく欲しかった。
まずは、アッパーな歌謡ロック『バカンス』(あきいずみ)でスタート。「ハッ!」とか、歌声もなかなかパンチが効いています。
徐々にグルーヴィ感を高めていく『犯ちは一度だけ』(フィミー)、小刻みに姿を変えながらグルーヴを刻むリズムが好い『恋のアタック』(純アリス)、
フィリー・ソウル系のイントロからオールディーズなヴォーカルが飛び出す『恋はイライラ』(Z)、軽やかなヤング・ソウル『泣いて泣い』(ヤン・シスターズ)、「ヴィーナス」系のグルーヴ歌謡名作『コーヒーと仔犬』(松島トモ子)、
ファニーなグルーヴィさがキュートな『恋愛学』(朝比奈順子)、気品溢れる歌声のアレンジが秀逸な『絵はがき』(バーバラ・ホール)、、、と書いていったらキリがないですな。
アルバムとしての目玉はタイトル曲の『恋のコマンド』(ラブ・ウィンクス)でしょう。
合い間に喘ぎ声までも挟みながら浮ついたグルーヴィさを発する、ガール・グループ怪作であります。
で、僕の一番のお気に入りは、イントロからジャングル・グルーヴがカッコ良すぎる『夜光虫』(宗田まこと)。
歌そのものは普通のビート歌謡ではあるものの、ずっと転がり続けるパーカッションの疾走感とか、「ウガ!ウガ!」とか意味不明な掛け声が凄すぎる逸品。
ラブ・ウィンクス単体での再発盤もリリースされてるらしい。それも聴きたい!