本日の1枚 バッド・バイオロジー

 バッド・バイオロジー 狂った♂♀ヤツラども

バッド・バイオロジー 狂った♂♀ヤツラども [DVD]

バッド・バイオロジー 狂った♂♀ヤツラども [DVD]

 
 7つものクリトリスを持つ異常性欲の女、ジェニファーは、毎晩男を漁り、そして相手を惨殺する。ある日彼女は、巨大なペニスをもつ男、バットと出会い、、、、というストーリーです。
 
 などと書いてる自分が情けなくなるようなストーリーですな。
 監督は名作『バスケット・ケース』のヘネンロッター。ものすごく高い前評判を耳にしていたので、DVD化を喜び勇んで観たのですが、、、期待が大きすぎたかな。
 大バカなエロティック・ホラーなのは期待どおりなのですが、どうも映像がいただけない。
 血糊を主体としたチープな特撮(?)は決して嫌いではありませんが、それを小奇麗な映像で見せようとされるとちょっと興ざめしちゃいました。
 あと、ダラダラと説明の多い脚本もどうかなぁ。最初のほうのジェニファーの語りの部分で正直引いてしまいました。
 
 とはいえ、奇形を中心に据えたヘネンロッターの発想はやはり凄い。狂ってます。
 ジェニファーは性交後すぐに奇形児を生んでしまうし、バットの巨根は肉体から分離して生命体へと進化してしまうし。
  
 分離して弱った巨根に注射したりして看病するとこなんか、あまりのバカらしさに感動すら覚えます。
 
 そして、やたらと意味無く出てくる女性の裸。
 これでもかと乳が登場しますが、あんまりエロくないのは見せ方が上手いからなのか下手だからなのか。
  
 
 エログロに徹するバカぶりは凄まじく、前評判無しに観たらもっと純粋に楽しめたかもしれません。
 ラストで実はピュアな恋愛物語だと気付く?とこなんかも好かったですし。