本日の1冊 世界奇食大全
- 作者: 杉岡幸徳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 新書
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例えば小泉武夫のような食に対する真摯な姿勢がなく、また食文化への考察も底が浅い。
巻末に参考文献がズラッと挙げられてますが、要するにカタログ本を見て、とりあえずなんか面白いものを食べてみよう、と歩んできたものの集大成にすぎない。
けれども、あくまでも記号としての消費を繰り返しそこに甘んじる姿勢に、つい共感を覚えてしまうのでした。
それにしても、ザリガニやサボテンが小学校の給食に供される地方があるとは。子供はいつも新文化への生贄なのである。