本日の1枚 Miriam Batucada

 Miriam Batucada / Amanha Ninguem Sabe (CD)
 
 
 数年前にブラジル・ワーナーからレア盤が一挙再発されたときに購入したもの。オリジナルは1974年のリリース。
 まずこのヒト、名前がカッコイイですね。「バトゥカーダ」てアルバム・タイトルかと思ったら、実はこっちがお名前だったのでした。
 で、内容のほうは、小洒落たジャケからは想像できなかった、意外や本格的なソフト・サンバなアルバムです。
 なんとなく気のない清楚な歌声は、情熱の音楽をヒヤッとクールに変えています。ちょっとマリア・クレウーザっぽいか。
 モンドなセンスで配されるエレピの使い方が素敵です。

 どこかハワイアン風なオルガンも味わい深い『Chua Chua』、ツイストなテイストを本格サンバに持ち込んだ『Conversa De Samba』、
 シンプルなピアノ・サウンドを背景にヴォイス・パフォーマンスが唸る『Acertei No Milhar』なんかがお気に入りです。