本日の１枚 土岐麻子

　土岐麻子 / Love's Theme (CD)

Love’s Theme

　
　シンバルズ解散後、初のソロ・シングル。2004年のリリース。
　元祖“飛行機系”名曲、バリー・ホワイト『愛のテーマ』のカヴァーです。
　プロデュースは元シンバルズの沖井礼二で、同時期にリリースされた『土岐麻子ジャズを歌う』なんかに比べると、感触はかなりシンバルズに近い。って、そりゃそうか。
　基本的に1970'sソウルなアレンジで、ストリングスなどの爽やかさが心地良い。
　元曲のふわふわ感が控えめなのは残念だけど、柔らかで繊細なサウンドと硬質だけどキュートな歌声の相性はなかなか素敵であります。
　
　お気に入りなのが、フレイミング・リップスをカヴァーした『She Don't Use Jelly』。
　マンボなリズムで軽やかなラテン調にカヴァーしているのですが、どことなく漂うファニーさ、お間抜け感がいいですね。あと、サビの微細なサイケ感が好いです。
　
　
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