本日の1枚 Liquid Liquid
Liquid Liquid / Optimo (12")
マンハッタンの「99 RECORDS」を拠点に活動していたニューウェーヴ・ファンクなバンド。これは1983年にリリースされた3枚目のシングルです。
特徴はやはりブンブン唸りまくるベース。その地響きを核にいかれたパーカッションやカリンバ、そして勢いだけのヴォーカルが混然一体となって産み出すトリッピーなグルーヴ感が素敵であります。
まずは緊張感あふれるミニマル・ファンクの『Optimo』。
軽やかなパーカッションがいつの間にか重くのしかかると同時に不穏な空気が覆い始める。サンバ的な高速リズムに勢いだけのパンキッシュなヴォーカルがまたカッコいいし。
そして『Cavern』は、僕らの世代だとグランドマスター・フラッシュ『White Lines』のネタとして知られた曲。あのベース・ラインはやはり素晴らしい。
B面には『Scraper』と『Out』の2曲が収録されているけど、何気に検索してみたら『Scraper Out』てタイトルの1曲だと複数のレコ屋サイトで紹介されている。そうなの?
『Scraper』は、地の底から這い出てきたベースが這いずり回る、どんより重いミニマルさによるグルーヴ感が凄い。
『Out』は、モロにノー・ウェーヴ系な曲で、やっぱこれ別の曲だよなぁ。
Optimo
Cavern (live)