本日の1枚 Kenny Loggins

 Kenny Loggins / Nightwatch (CD)

Nightwatch

Nightwatch

 
kobbadiva: ロギンス&メッシーナケニー・ロギンスが、1978年にリリースした2枚目のソロ・アルバムです。ロギンス&メッシーナのフォーキーなサウンドとは異なり、AOR色の強いアルバムですが、、、
kobbanova: 俺らの年代だと、ケニー・ロギンスといえばやっぱ「フットルース」だよな。バリバリに商業ロックなイメージがあるから、正直なところ当時は大嫌いだったよ。
kd: でもロギンス&メッシーナはいいでしょ?
kn: まぁな。
kd: ボブ・ジェームスがプロデュースしたこの盤も、ライト・メロウな感触がkobbanovaさんの好みではないかと思いますが。
kn: まぁ音は悪くはないな。けれど、妙にコブシの効いた歌声は嫌いな部類だな。
kd: ・・・。
kn: とりあえず1曲目の『Nightwatch』は面白いよ。演奏はモロにフュージョン系で、ぼわーんとした浮遊感がいい感じだ。そして後半はなぜかプログレ的な展開をみせる長尺の曲なんだよ。
kd: ケニー・ロギンスのイメージとは随分かけ離れた曲ですよね。
kn: でも続く2曲目からは、いかにもケニー・ロギンスなロック色がちょっとな。ご免なさい、だな。
kd: うーん、ダメですかねぇ。例えば思い切りライト・メロウな『Whenever I Call You 'Friend'』はどうです?
kn: サマー・ブリージンな爽やかさは好いと思うよ。男女の掛け合いヴォーカルも素敵だけど、それはデュエットしてるスティーヴィー・ニックスの魅力の賜物ではないかなぁ。
kd: 同じくライト・メロウな『Wait A Little While』は? 私はメロウ・グルーヴィな名曲だと思うんですけど。
kn: ラテン調の軽快なリズムとフルートの清涼な音色なんかは好いな。でもやっぱケニー・ロギンスの歌声を聴いてると、「フットルース」の影がチラチラ浮かんできてムカムカくるんだよ。
kd: そんなに嫌いなんですか。
kn: 「フットルース」ってな、クズ映画と商業ロックの組み合わせで儲ける黄金パターンのはしりだったんだよ。
kd: でもこのアルバムの頃のケニー・ロギンスに罪はありませんよ。
kn: いや、「トップガン」の主題歌もこいつなんだぞ。遡って叩いておかなきゃな!
kd: ・・・。
 
 
 Wait A Little While