本日の1枚 Ivan "Boogaloo Joe" Jones

 Ivan "Boogaloo Joe" Jones / Black Whip (LP)
 
 
kobbadiva: 今日はレア・グルーヴもので。ジャズ・ギタリストの“ブーガルー・ジョー”ジョーンズが Prestige から1973年にリリースしたアルバムです。
kobbanova: 1980年代終わりから90年代初頭にかけてのレア・グルーヴ全盛期には名盤と評されていた1枚だ。当時はまぁヒップホップ・ネタとして流行る、という側面があったわけだが。
kd: 今聴いているのは、1992年にBGPからアナログで再発された盤です。同時期には多くのジャズ・ファンク名盤が再発されていますね。
kn: うむ、いい時代だった。情報が少なかったら、ありがたみが増していただけかもしれないがな。
kd: さてまずは1曲目の『Black Whip』ですが、これはもういかにもレア・ウルーヴって感じの曲ですね。
kn: ギターとオルガンの刻みが軽やかにファンキーでいいな。軽やかなんだけど熱いギター。こういうのを「クール」と言いたい。
kd: 続く『My Love』は、ポール・マッカートニーの曲ですね。他にもエルトン・ジョンの『Daniel』もカヴァーしていますが。
kn: 『Daniel』の緩さはいいな。リゾート地の夜にグラスを傾けながら、てタイプなんだけど、でもそれでは終わらない力強さもある。
kd: 『Freak Off』の速弾きテクも凄いですね。
kn: 怒涛の勢いで押し進めるジャズ・ロックな展開がカッコいいよ。速さが焦点なのではない、クールさを保つスタイルが肝要なんだよ。
kd: お気に入りのアーティストなんですね。
kn: いや、そうでもないよ。ソウル・ジャズ系のプレイヤーでは、どっちかっていうと泥臭い音を演奏する人だからね。俺は都会派だからもっと洗練された音色が好みなんだよ。
kd: ・・・。
 
 
 Black Whip