バイオハザードIV

 バイオハザードIV アフターライフ

 
 アラスカにある安息の地「アルカディア」を探すアリス。アラスカでかつての仲間と再開し、飛行機でロスへ向かったところ、ゾンビに囲まれた刑務所の屋上で助けを求める人影を見つけ、、、というストーリーです。
 
 この4作目の物語は東京から始まります。冒頭では中島美嘉がゾンビと化し、続いてアンブレラ社の東京支部をアリスのクローン軍団が襲撃するが、あと一歩で幹部を取り逃がしてしまう。
 と、このオープニングの数分がとてもカッコ良いのですが、その後に続く本篇はまるで駄目。
 スタイリッシュな映像は綺麗なだけで迫力がなく、使い古された手法ばかりのアクションもすぐに飽きてしまいます。
 また、肝心のゾンビやクリーチャーも出番が少なく、全くどうでもいい人間ドラマが長々と展開されたり、ストーリーもはっきり言ってつまらない。
 グロなシーンも全然無いしね。
 
 だいたい、前作で超能力まで身につけ、さらにたくさんのクローンまで登場したアリスが、冒頭の襲撃シーン後にただの人間に戻されるというこじつけがあまりに酷い。
 今後どんな映画になるのかと思ってたら、こんな形で無理矢理に広げた風呂敷を畳んでしまうとは・・・。
 
 中盤に登場する、頭巾を被って斧を振り回す大男モンスターはちょっといい感じだったけど、それ以外に見せ場はないな。
 低予算のB級ホラー以下な作品になり下がり、非常に残念であります。